さまざまな相談と子供の心
ホーム > さまざまな相談と子供の心

さまざまな相談と子供の心

2016年11月08日(火)10:47 AM

KAZ86_akizakura_TP_V1今日も、関東自立就労支援センターの相談室にはひきこもりや不登校、ニート、非行関連の電話がかかってきます。

 

 

 

 

あるいは「粗暴傾向(家庭内暴力)のある子」の子供たちが尋ねてきます。でもそれは、主体的というのではなく、「親の混乱ぶりに耐えかね、とりあえず親を安心させるため」と、ふてくされ気味な気持ちで訪ねてくるような感じがします。

 

 

 

 

また、「教師不信」が「大人不信」へと変わっていく不安におびえる子供も訪ねてきます。

 

 

 

 

彼らは、不安にいたたまれず、利害関係の薄いわたしたちに「ただ聞いてほしい!」心で叫びながら救いを求めています。

 

 

 

 

彼らは、とにかく聞いてほしいのです。アドバイスを求めているわけでも、解決の方法や理屈や、崇高な理論を求めているわけでもないのです。

 

 

 

 

ましてや、「がんばりなさい」という励ましを得ようとしているわけでもありません。

 

 

 

 

「話を聞いてほしい」ただ、それだけを願っているのです。彼らの多くは、周りの大人たちからこんなふうなレッテルを張られています。

 

 

 

 

「自己中心的な考えが強く、わがままで自制心が弱い」

 

 

 

 

「情緒面に安定を欠く」

 

 

 

 

「自立心に欠け、依存的な傾向が強い」

 

 

 

 

ひと言でいえば「問題児」というレッテルです。レッテルを張るのは大人たちで、そのレッテルを背負っているのは、当の本人です。

 

 

 

 

みなさんにも考えてほしいのです。それは本人が張ったレッテルじゃない、ということをです。

 

 

 

 

本人が最初から「自分は問題児だ」と、進んでレッテルを張、その重荷を背負って歩こうとしているわけではない、ということを考えてほしいのです。

 

 

 

 

すべてとはいいませんが、大半は、問題とした側つまり周囲の大人が決めたことなのです。

 

 

 

 

だから「問題」とした以上、それは「問題」とした側の問題で大人自身にもその問いかけが向けられなければおかしいわけです。

 

 

 

 

やがて、そうした大人への不信感は心の傷となり、大人社会に対する「防衛」として、「自己中心的」といわれるような「問題傾向」を持たざるを得なくなります。

 

 

 

 

そうした子供たちに共通するのは「肯定された実感が乏しい」という思いです。

 

 

 

 

肯定感が乏しいから、自己評価がどうしても低くなってしまいます。自分自身に満足していないし、自分という存在そのものに対して「これでいいのか?」と疑問を持ち続けます。

 

 

 

 

そうした疑問や不安を打ち消すために、あるいはそうした心を見透かされまいと、必死で突っ張ってしまう子供も多いのです。

 

 

 

 

それが周囲から「鼻持ちならないプライド」と映ったりもします。

 

 

 

 

「ボクのこと、バカで不器用な人間と思っているでしょう?」と自らを嘲笑し、あたかも評論家風に自己分析したりするのも、もろい自分の心を見透かされまいとする防衛です。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援