相手を思いやる気持ち
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相手を思いやる気持ち

2016年11月03日(木)10:48 AM

DSCF0425_TP_V1わたしは関東自立就労支援センターで、子どもたちと接するようになってからもう20年が経過しました。

 

 

 

 

わたしは子どもたちに「投げてもらったボールは投げ返すように」とよく言います。

 

 

 

 

これはどういうことかと言うと、例えば「〇〇を調べておいてね」と頼まれたことに対して必ず答えを出すということです。

 

 

 

 

子どもたちはみんな協力的に調べてくれます。しかし、ここからが問題です。

 

 

 

 

調べられたときは素直に答えが返ってくるのですが、調べられなかったときや答えが見つからなかったときに返答がないことがよくあるのです。

 

 

 

 

「わかりませんでした」と答えることを躊躇してしまうのです。これは「答えが合っている、間違っている」教育の弊害であることはもちろんなのですが、わたしが意図していることは少し違います。

 

 

 

 

それは、投げかけた側は答えを待っているということなのです。投げかけたボールが返ってこなければいつまでも心配していなければなりません。

 

 

 

 

例えば、飛行機に乗って鹿児島から東京まで帰ったとします。鹿児島を立つ時、「今から行きます」と言って出て行ったのに、「今、着きました」という報告がなかったらどうでしょう。

 

 

 

 

報告を受けなければ、無事に着いたのかどうなのかわかりません。見送った側は報告を受けるまで心配することになります。

 

 

 

 

「〇〇時に帰る」と言って、何の連絡もなく、予定の時間になっても帰ってこなければ心配するのが普通です。

 

 

 

 

ひと言「少し遅れる」と伝えるだけで、相手はほっとするはずです。こういう心配を親ならば何度もしたことがあると思います。

 

 

 

 

その心配をさせないことこそ相手を思いやる「心」なのだと思います。

 

 

 

 

相手がどう思っているのか相手の立場にたって考えてみればわかるはずです。

 

 

 

 

それは親も例外ではありません。子どもは親が約束を守らないとは最初から思っていません。

 

 

 

 

ですから、約束を守らないというようなことを親が子どもにしたときは、親が感じる以上に子どもは信頼感を失ってしまいます。

 

 

 

 

子どもが無理難題を言ってくることもあるかと思います。しかし、それに対して必ず答えを出してください。

 

 

 

 

いちばんいけないのは、わからないからと放置したままにしてしまうことです。

 

 

 

 

わからなければわからないという答えを伝えるだけでもいいと思います。

 

 

 

 

わたしは子どもたちと接する際に、相手がどう考えているかを知ることが重要だと言ってきました。

 

 

 

 

それはこの相手を思いやる「心」からきているのです。どうしてほしいということに対して答えを返さない人(親)に、何も言わない人間の教育はできません。

 

 

 

 

ひきこもりの子どもは、自分の感情などなかなか自分から出してくれるものではありません。

 

 

 

 

だからこそ、普段から相手を思いやる心を持って接し、相手の立場にたって考えるということが重要なのです。

 

 



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 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援