不登校の子どもから父親へ
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不登校の子どもから父親へ

2016年09月29日(木)2:35 PM

COW121000645_TP_V1「お父さん、どうしてわかってくれないんだ。たしかに、僕に対して学校へ行けとかブラブラしているな。

 

 

 

 

朝は家族と一緒に起きて、洗面して、朝食を摂る、それが健康な人間のする生活だ。

 

 

 

 

そんなに眠りたければ、家族が仕事に出かけてから寝ろといった言い方はしなくなった。

 

 

 

 

母親も、食事の用意をし、洗濯をして小遣いを与える、それ以外は本人の自主性にまかせる、という不登校・親の三原則を守っている。

 

 

 

 

そしてカウンセリングに通い、親の会にも入って、不登校と名がつけば、どんな集会にも出かけていく。

 

 

 

 

お父さん、お父さんの本棚にはカバーを裏返した本がずいぶん増えたね。不登校、心理学、精神医学、霊とか占いの本もあった。

 

 

 

 

それに不登校の新聞記事まで細かくスクラップして。なんだかとってもお父さんに勉強させてしまったようだね。

 

 

 

 

でもやっぱり、僕はお父さんに不満なんだ。腫れ物にさわるように僕を見ないでほしいんだ。

 

 

 

 

お父さんたちは、不登校の心と生活の仕組みを知的にマスターしただけなんだ。

 

 

 

 

僕のいるところからはるかかなたで、不登校のわが子を分析しているようにしか見えないんだ。

 

 

 

 

お父さんは、本当はこういいたいんじゃないの。これ以上、親がどう変わればいいんだ。

 

 

 

 

子どもの気持ちは、十分理解したつもりだ。いつまで待てば学校に行くんだ。もう18歳じゃないか。

 

 

 

 

同級生はみんな、高校を卒業し、大学や専門学校に進学したり、就職していく。

 

 

 

 

おまえは中2で不登校になってから何もしていないじゃないか。あと2年たてば成人式、父親の扶養から外れてもおかしくない年齢になるんだぞ。

 

 

 

 

もう自分の性格や感情を抑えてまで、おまえに合わせる気はない。いつまで親にがまんさせるんだとね。

 

 

 

 

お父さん、わかってくれよ。親の対応が変わったから、学校に行くっていう問題ではないんだ。

 

 

 

 

僕は、複雑な人間関係が渦巻く学校という集団の中で漂っていくのが苦手なんだ。

 

 

 

 

そのことを理解してくれるだけでいいんだ。他には何もないんだ。だから、僕が不登校になったから、家の中が暗くなったとか、夫婦喧嘩が増えた、田舎の祖母に心配かけたと言われても困るんだ。

 

 

 

 

不登校になった僕を、家族の悲劇を作り出した張本人のような言い方で、犯人扱いしないでほしいんだ。

 

 

 

 

僕は学校復帰なんてどうでもいいんだ。友達と疲れない関係でつきあっていける場が僕には必要なんだ。

 

 

 

 

仲間のもとへ戻ることが、僕の求めていることなんだ。僕は、普通にお父さんに叱られたり、励まされたり、ほめられたりして親しい関係になりたいんだ。

 

 

 

 

できることなら、僕の将来についても、さりげなくアドバイスしてほしいと思っているんだよ。

 

 

 

 

それに、最近僕は思うんだけど、家族として尊重されてこなかったんじゃないか、という悩みもあるんだよ。

 

 

 

 

何か家族全員でものを作ったとか、家を守ったとか、そんな経験が僕には何もないんだ。

 

 

 

 

家族としてあてにされてこなかったような気がするんだ。そう思うとなんとなく気力がなくなって・・・・」



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