ひきこもり支援の大きな課題
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ひきこもり支援の大きな課題

2016年09月28日(水)1:57 PM

日本中でひきこもっている人たちの数はいったいどのくらいの数になるのかという具体的な数字がなかなか見えてきません。

 

 

 

 

そして、その大部分の人たちが、まだまだどこにもつながれず、ひきこもりの真っ只中にいるのは、間違いないでしょう。

 

 

 

 

家族の話から察するところ、状況的にはどう見てもひきこもり状態にある当事者が、「自分はひきこもりではない」と、受け入れることを強く拒んでいる様子もよく耳にします。

 

 

 

 

TVを見ていても、ひきこもりの報道になると、さっとチャンネルを変えてしまうなど、ひきこもりに着いての情報を自ら一切遮断してしまっている人たちも多いようです。

 

 

 

 

まだまだ当事者の気持ちを逆なでするような報道も多く、その結果として、いわば「見ざる」「聞かざる」「いわざる」状態にいる当事者たちも多いようです。

 

 

 

 

そういう大多数のひきこもり状態にいる人たちと、どうやってつながっていけるのか、それがこれからの支援の大きな課題としてあります。

 

 

 

 

私自身もどうすればいいのか、まだまだ打つ手が見えません。

 

 

 

 

しかし、これだけはいえるのではないかと思っていることがあります。

 

 

 

 

一人ひとりの人たちを引っ張り出そうと努力するより、当事者たちがひきこもりから抜け出しやすくするために、心理的・社会的なハードルを下げることが必要ではないか――と。

 

 

 

 

そのためには、

・もっともっと社会全体に向けての、ひきこもりの人たちの実態をアピールするような広報的な活動を広げていくこと。

・同時に、経済的な支援策を含めた社会参加の通路を複数用意すること。

・さらには、地域に根付いた親と当事者たちの自助グループ、フリースペース、それらとつながった民間の支援のネットワークがどんどん生まれていくようにすること。

こうしたことが必要ではないかと思っています。

 

 

 

 

遠回りに思えても、ひきこもっている人たちばかりを変えようとするのではなく、いまや私たちのほうから変わっていかなければならないのではないかと思います。

 

 

 

 

この社会で暮らしている私たちが、「きつさ」をかかえて、歯を食いしばって必死に競争している限り、彼らはこもっている塹壕から、安心して出てきてはくれないでしょう。

 

 

 

 

言葉を変えれば「疾走するバスに飛び乗って来い」というようなものとでもいえばわかりやすいでしょうか。

 

 

 

 

それでは、誰でも怖くて足がすくんでしまいます。

 

 

 

 

私たちが楽しそうに暮らしていれば、きっとみんなが塹壕から顔を出して、安心して出てきてくれるはずです。

 

 

 

 

鉄砲や大砲の音をとどろかせるのではなく、祭囃子の笛や太鼓の音を響かせれば、みんな安心して出てきてくれるのではないでしょうか。

 

 

 

 

私たちが自信を持って、「おーいこっちへおいでよ」といえる社会や地域をつくっていくことが、なにより支援となるのです。

 

 

 

 

ひきこもりの人たちが安心して暮らせる社会は、障害者の人たちも、ふつうの人たちもきっと安心して暮らせる社会でしょう。

 

 

 

 

それは人ごとではなく、私たち一人ひとりがもっと楽に生きていけるかという、私たち自身のテーマとしてあるのではないでしょうか。



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