心の中で毎日不登校
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心の中で毎日不登校

2016年09月24日(土)9:58 PM

elly20160628400123_TP_V1「わたしと母の間には壁があったと思います。つらくて甘えるたびにはぐらかされてしまうんです。

 

 

 

 

だから近づくほど、家族から他人になっていく感じがするんです。それが悲しくて高校を卒業したら東京に出たんだと思います。

 

 

 

 

でもわたしは他人に相談する(甘える)こともできない人間になっていました。

 

 

 

 

失敗しない近づき方を考えてしまい、言葉が気軽に口から出てこないんです。

 

 

 

 

職場でも休憩時間より仕事中が気が楽なんです。おしゃべりして、お菓子を食べて、コーヒーを飲んで笑って話している中にいると、その中に入っていけず、ひとりを意識してしまうんです。

 

 

 

 

仲間に入れないわたしを見抜かれないようにと、女性雑誌を見ながら声をかけられることに内心ビクビクしているんです。

 

 

 

 

もうこれ以上、みんなの前でひとりものの恥さらしになるのは耐えられず退職しました。

 

 

 

 

わたし、小学校から高校卒業まで、欠席するのは1年に1回、風邪で休む程度のまじめな生徒でしたが、心の中では毎日、不登校でした。

 

 

 

 

休んだら母や家族を困らせてしまい、もっと他人になってしまうと思ったからで、卒業まではと自分に言い聞かせて通い続けました。

 

 

 

 

母はそんなわたしの気持ちを、露ほども知らなかったと思います。

 

 

 

 

わたしには自分の気持ちを素直に出せる場がなかったんです。そのことを知ってほしくて、心の中に秘めてきた20年間を手紙にして母に渡したんです」

 

 

 

 

清流と緑豊かな山々の懐に抱かれて過ごす3泊4日の相談室のキャンプが猛暑の中で開かれました。

 

 

 

 

そしていつもと変わらず朝夕の涼風はどこまでもさわやかで、川の流れはやわらかでした。

 

 

 

 

人によって傷つき、人間関係を取り結ぶことに自信をなくした若者たち・・・。

 

 

 

 

参加したある青年(23歳)は、「すでに自分にとってコミュニケーションは、未知の世界でした」と言います。

 

 

 

 

にもかかわらず、数日とはいえ、わずらわしい共同生活の場に身を置くのはなぜなのでしょうか。

 

 

 

 

「またどこかで会ったら声をかけてください」

 

 

 

 

どの子も「裏切られるかもしれないが」と不安ながらも、そんなキャンプでのお別れに声をかけあうそのひとことを「やっぱり捨てきれず」身支度し、リュックを背負い、家を後にするのではないでしょうか。



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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
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理事:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援