不登校・ひきこもりは誰にでも起こりうること
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不登校・ひきこもりは誰にでも起こりうること

2016年09月10日(土)10:57 AM

MOK_diamondheadcyoujyou_TP_V1関東自立就労支援センターの相談室には、毎日、生きることにとまどいつつも、将来への希望を何とかしてつかみたいと願う若者たちがやってきます。

 

 

 

 

積極的、やむなくのいずれにせよ、不登校、ニートなど同世代という一つの群れから離れてしまった彼らの不安感は、とりわけ強いものがあります。

 

 

 

 

多くの場合、はじめは自己防衛ですが、何年ものあいだ帰属する場(同一時代を同一世代と同一空間で生きる)を得られないでいると、同世代からの「置き去り感」がしだいに増幅し、群れに対して逆に逃避が起こることも少なくありません。

 

 

 

 

友達がいないというのは、いつでも友達ができる人には想像もできないほどの苦しみなのです。

 

 

 

 

20代に入ると、これに自立不安が付加されるため、悩みが具体的に明らかになってきます。

 

 

 

 

その多くが、人間関係が「つらい、わからない、信じられない」というあえぎです。

 

 

 

 

彼らは、人と触れ合いたいのに触れ合うことができないという悩みに苦悩する毎日を余儀なくされているのです。

 

 

 

 

具体的なかかわりの記録に入る前に、ここではまず、ひきこもりが起こってしまう要因、心を閉ざしてひきこもる子どもたちの切ない状況や家族の心細さなどについて紹介してみましょう。

 

 

 

 

現在、生徒数の減少にもかかわらず不登校の数が増え続け、不登校児のいない中学はないと言われるようなありさまです。

 

 

 

 

また、「無就労者」にかわって「フリーター」というトレンディな言葉が定着していることにも象徴されるように、新卒者のフリーター化、ニート化も年を追うごとに増加傾向にあり、大きな社会問題になっています。

 

 

 

 

長年、不登校とかかわってきて痛感させられるのは、20年前の不登校と今のそれとではイメージがまったく違ってきているということです。

 

 

 

 

かつての不登校には3つの要素がありました。不登校になる子どもは、ネクラで本ばかり読んでいて、頭がいいというものです。

 

 

 

 

だから、ときどき間違える人がいて、「うちの子は頭が悪いから、学校に行かないのは不登校ではなく、たんに怠けているからだ」などと、本気でそう思っている親がいたものです。

 

 

 

 

不登校の子がテレビに出るときは、すりガラス越しで、音声も変えられたりしていました。

 

 

 

 

ところが、今はかなり様相が違ってきています。不登校をテーマにしたテレビ番組にも、当人が堂々とアップで出てきて、しかも、茶髪に派手な服装であったり、耳にピアスをしていたりします。

 

 

 

 

言葉もはきはきしているし、ネクラな感じは少しもありません。

 

 

 

 

みんな明るく、元気で、悩んでいる様子はあまり感じられません。「えっ、この子が不登校!?」と、びっくりしてしまうほどです。

 

 

 

 

この20年ほどで、マスコミから流れてくる不登校のイメージはがらりと変わってしまいました。

 

 

 

 

今では不登校が一般化し、文部科学省も「誰にでも起こりうる現象」と言っているほどです。

 

 

 

 

地域の学校に行かなくても、フリースクールのようなところに通っている子は出席扱いされるし、面接にかようだけでもいいというところもあります。

 

 

 

 

校長の自由裁量で通所証明にハンコを押せば、出席扱いということになって卒業もできます。

 

 

 

 

面接も、一日だけでもいいし、十日でもいいし、通年でもいいのです。

 

 

 

 

不登校の子どものエネルギーはすごいもので、授業に出席することが建前の日本の学校教育制度を、根底から変えてしまったともいえます。

 

つづく



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