ひきこもりの日本社会特有の原因
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ひきこもりの日本社会特有の原因

2016年06月30日(木)12:00 PM

 

 

 

 

親たちと当事者は一見対立する関係のように思えますが、実は共通する価値観に縛られています。

 

 

 

 

そして障害者意識をもつ点でも共通しています。

 

 

 

 

共通する価値観とは、世間体を気にかけ、人並みを重視することです。

 

 

 

 

頑張ればなんとかなると信じる親と、頑張ってもどうにもならなかった当事者では、方向性は正反対になります。

 

 

 

 

その結果、ひきこもりは堂々巡りとなり、深刻化するのです。

 

 

 

 

多くの父親たちは社会的に適応しており、他者に同調することは得意です。

 

 

 

 

しかし、自分の意見を通すことは苦手であり、こと自分の家庭の問題になるとさらに苦手になるのです。

 

 

 

 

家族に意見を言うときには遠慮がちになるか、それとも「業務命令」のように威圧的になるかの両極端に走る父親も少なくありません。

 

 

 

 

妻に依存して「第2の子」に納まってしまう父親も珍しくないのです。

 

 

 

 

社会不安障害の傾向があって、対人関係の不安から、アルコールの力を借りてしか物を言えない父親もいます。

 

 

 

 

社会不安障害や過剰適応人間の意見は迫力に欠けます。

 

 

 

 

当事者は「分かっているのに、動けない現実」を抱えています。

 

 

 

 

方法論を示されないまま、命令的に親の意見を押し付けられた場合に、当事者は途方に暮れ、拒絶するしかなく、身動きが取れなくなるのです。

 

 

 

 

親たちが、世間体を気にして、家庭の中だけで何とかしようとすることも、ひきこもりを長引かせます。

 

 

 

 

しかし、ひきこもり問題の原因と責任を、親子関係だけに帰することは誤りと言えます。

 

 

 

 

ひきこもりは、国際的に見ても、ほとんど現代日本に特異的に発生した「若者を中心とする社会問題」と考えてよいと思われます。

 

 

 

 

ひきこもりには、日本社会特有の原因が存在することがうかがえるのです。

 

 

 

 

神経症、うつ状態、摂食障害、パーソナリティ障害、発達障害などが高い割合で見出されることが、親の会の統計(2007)愛知県のアンケート(2008)によって示されています。

 

 

 

 

2000年に社会問題として登場するまで、ひきこもりに対する公的な機関の対応は、ほとんど存在しませんでした。

 

 

 

 

社会の関心が集まり、さまざまな取り組みが試行錯誤的に開始されて、まだ10年に満たない段階です。

 

 

 

 

この事が、問題解決の困難さを増幅させています。

 

 

 

 

ひきこもり問題においては、不登校と同じように、まずは親の自助努力が欠かせないのです。



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 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援