ひきこもりを抱える親の意識と思考
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ひきこもりを抱える親の意識と思考

2016年06月28日(火)5:22 PM

 

 

 

 

「自分たちの社会常識は正当である」という意識が親たちにあります。

 

 

 

 

その価値基準を大前提にして、我が子の現状を判断することは正しいでしょうか。

 

 

 

 

ひきこもり問題を抱える親たちの7割が会社員や公務員などの俸給生活者であり、中産階級に属しています。

 

 

 

 

親たちが社会的に受け入れられた生き方をしてきたことは、ひきこもり問題の特徴のひとつといえます。

 

 

 

 

親の世代は、経済主義、会社主義、学歴主義、核家族主義など戦後経済成長を支えた価値観の担い手です。

 

 

 

 

しかし、中産階級の弱点は、職業が世襲的でないために、子女が学歴や会社就職を得ないと同じ生活レベルを維持できないという点にあります。

 

 

 

 

このために、親には学校・学歴や会社に対する強い思い入れがあり、上昇のための勉学や努力を惜しまないことや、人並みから外れないことを子どもたちに求めてきました。

 

 

 

 

ひきこもりの当事者たちは親の考え方や期待を熟知しており、ほとんど親の価値基準と同じ考え方をしています。

 

 

 

 

親の世代とひきこもり年代との間には、30年前後のへだたりがあります。

 

 

 

 

世紀末を境にして時代は大きく変化したのですが、親の求める会社主義、学歴主義などの考え方は驚くほどに親子間で類似しています。

 

 

 

 

その上で、さまざまな理由から、当事者は親の考え方に反発したり反論したり出来ないままでいるのです。

 

 

 

 

当事者には,中学高校の不登校、高卒無業、大学などの中退、大卒無業、会社退職後など、どの段階からひきこもりだしたにせよ、親の願う生き方を実現できなかったという挫折感や後ろめたさがあります。

 

 

 

 

そして、同じような場所や状況に戻ることには、自尊心と自己愛から自己防衛的に抵抗を感じるのです。

 

 

 

 

「居場所(ひきこもる若者たちが、束縛なく集える場所)の設置はごく近年のことであり、高度経済成長を通じて、地域社会には傷ついた若者のたむろする場所はありませんでした。

 

 

 

 

むしろ、若者が外でたむろすることには眉をひそられる向きさえありました。

 

 

 

 

学校や会社で挫折して、自宅にこもらざるを得なくなり、ひきこもりと呼ばれるようになったのです。



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