ADHDとアスペルガー症候群
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ADHDとアスペルガー症候群

2016年06月22日(水)8:02 PM

 

 

 

 

不注意、衝動的、落ち着きがない、という3つを特徴とするADHD(Attention-DeficitHyperactivity Disorder 注意欠陥・多動性障害)が、このところ多くの人に知られるようになりました。

 

 

 

 

ADHDを疑い、医療機関に連れてこられる子供たちは、落ち着きがない、整理整頓ができない、忘れ物が多い、ケアレスミスをする、毎日の日常生活での決まりきったことを何度も言われないとできない、何度言ってもやらない、などといった点で困っています。

 

 

 

 

困っているといっても困っているのは親で、本人は別に困っているという自覚はないかもしれません。

 

 

 

 

けれどもそのようなADHDの症状以外にも、友達ができない、孤立している、いじめられている、パニックを起こす、などという訴えが随分と多いものです。

 

 

 

 

このような子供たちの話を聞くと、落ち着きのなさや衝動性、不注意というADHDの問題だけではうまく説明できない難しさを持っていることに気づきます。

 

 

 

 

ADHDの子供たちも人との関わりがうまくいかないことがありますが、この子供たちは、どうもADHDだけでは説明のつかない、何か不思議な特徴を持っています。

 

 

 

 

1対1で接するときにはあまり感じないのですが、人との関わり方が不自然でぎこちなく、言葉や表現を用いてその場に合わせてうまく人とコミュニケーションをとることができず、興味を持つものが限られているので大勢の中では浮いた感じがしてしまいます。

 

 

 

 

この子たちは、ADHDというよりもその近縁疾患ともいえるアスペルガー症候群と考えたほうがぴったりくるのです。

 

 

 

 

人と関わる力や、会話のやりとりをする力が極端に弱いのは、その場の雰囲気や友達と程よい距離感をつかんで、自分の気持ちや考えを人に伝え、相手からの話にも耳を傾けるという、コミュニケーション上の問題を持っているからだろうと考えていくと、このちょっと風変わりな子供たちの像を、より分かりやすくとらえることができます。

 

 

 

 

聞き分けがなくて、かんしゃくばかり起こすという面を掘り下げてみると、こうしなければ気が済まないというこだわりや、ちょっとした変化にも慣れにくいという本質が現れてきます。

 

 

 

 

大人からは見えにくいのですが、この子たちは同年齢の子供が持つ文化にうまくなじめないようです。

 

 

 

 

アスペルガー症候群の子供は、家庭で見せる姿や慣れた場所で見せる姿とはまったく異なる様子を、学校で見せることも多いものです。同世代の子供の中にいると、問題が1番くっきりと出てきます。

 

 

 

 

だから学校で、問題が生じます。

 

 

 

 

周りの子から尊敬半分、からかい半分で「〇〇博士」と呼ばれたり、「宇宙人」とか「変人」と呼ばれたりする子もいます。

 

 

 

 

打ち解けない様子、年齢にしては幼稚な発想やしぐさ、まわりをあまり気にしない様子から「キモイ」と言われたり、「〇〇菌」などと呼ばれたりもします。

 

 

 

 

そのくらい、この子たちの発言、行動、雰囲気などが周りと違うのです。

 

 

 

 

それをいつも周りに冷たく受け取られていたら、この子たちの学校生活はだんだんつらいものになっていくことでしょう。

 

 

 

 

アスペルガー症候群の子供たちは、ADHDの診断基準と共通した症状を持っていることが多いです。

 

 

 

 

そのような症状は周りの人も気づきやすいのですが、風変りな面、つまりそのために学校生活で浮いてしまったり、ひどいいじめに合ったりしてつらい思いをしているという面は見逃されたり、過小評価されています。

 

 

 

 

心の辛さや苦しさを、言葉や表情などによって周りの人に伝えるのがとても苦手なので、私たちもなかなか子供の状態をきちんと分かってあげにくいのです。

 

 

 

 

だからこそ私たち大人が、もっとこの子供たちのことを知っていかなければいけないと痛切に思います。

 

 

 

 

この世界を、見たり、感じたり、考えたりしています。

 

 

 

 

アスペルガー症候群の人たちの不思議な世界を知ることで、子どもたちにより良いサポートをするための戦略を見つけ出していただければと思います。



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