母親を孤立させない
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母親を孤立させない

2016年06月11日(土)12:08 PM

 

 

 

 

AD/HDの子供の様子が世界で最初に公表されたのは「もじゃもじゃペーター」というう絵本だと思います。

 

 

 

 

ドイツの精神科医ハインリッヒ・ホフマンがいたものです。

 

 

 

 

その絵本の中の一つ、「じたばたフィリップのお話」は、AD/HDの子とその母親の心理がよく表現されてると思います。

 

 

 

 

父親が「フィリップや、今日はおとなしく食事ができるかな」という場面がありますが、父親の隣で、母親がじろっとフィリップをにらんでいます。

 

 

 

 

この表情は、AD/HDの子供に手を焼き、うんざりしている心理状態をよくあらわしています。

 

 

 

 

アスペルガー症候群の子供をもつ母親の多くも、おそらくこんな表情をしているのではないでしょうか。

 

 

 

 

子供のあらわす症状が、しつけの問題なのか、障害なのかわからず、ひとりで悩みながら、幼稚園や小学校で

トラブルを起こしてくる子供の行動にうんざりしてしまうのです。

 

 

 

 

しかも、夫は子育てに非協力的。

 

 

 

 

姑からは、「母親のしつけがなっていない」と責められれば、不安やイライラは一気に膨れ上がります。

 

 

 

 

後になって、「小さいときに子供と波長が合わず、かわいく思えなくなっていた」と振り返る母親もいます。

 

 

 

 

また、密かに子供が交通事故にあうことを願ったり、「この子がいなくなればと思ったことがある」と告白する親さえ少なからずいるのです。

 

 

 

 

それほど、精神的に追い詰められているということでしょう。

 

 

 

 

ここまで母親を追いつめてきた背景には、原因のわからなさがあります。

 

 

 

 

発達障害の原因は、先天性のものであることははっきりしていますが、一般の人が理解しているかどうかは疑問です。

 

 

 

 

また、子供の症状にくわしくない一般の精神科医では、アスペルガー症候群は発達障害のカテゴリーなのに、ボーダーラインチャイルドという人格障害のカテゴリーでとらえてしまうことがあります。

 

 

 

 

ボーダーラインチャイルドの原因は、親の養育態度に問題があるためとされています。

 

 

 

 

しかし、最近は、ボーダーラインチャイルドは心理学的要因、発達障害は生物学的要因ときっぱり分けられるのではなく、どちらも関連し合ってるのではないかという考えが登場してきました。

 

 

 

 

子供の発達は、先天性の要因だけでなく、親との関わりや社会、環境の状況が密接に関連して、複雑に絡み合っているのです。

 

 

 

 

いずれにしても、子供の心の問題は、母親のせいばかりではないということを、母親自身も、それを取り巻く人たちも理解することが大切です。

 

 

 

 

それが母親を孤立させない第一歩となるでしょう。

 

 

 



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