不登校の児童と生徒について(2)
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不登校の児童と生徒について(2)

2016年06月10日(金)12:23 PM

N912_enmeisui_TP_V1これらのことをデータ化し明らかにしようと、YG検査のデータを調べてみました。

 

 

 


YG検査は以前の章でも紹介したが、人のタイプをおおまかに、A・B・C・D・E類の五つに分ける性格検査であります。

 

 

 


C・E類は社会的内向(対人関係に消極的でひき気味)の人であり、これに対し、B・D類は社会的外交(対人関係に積極的)の人であります。

 

 

 


A類はC・E類やB・D類のいずれの要素ももっている人と考えられます。

 

 

 


このYG検査の結果、以前ならば、なんとなく人の後について行くタイプで、学校生活では特に問題を起こすこともない、どちらかというと目立たないC類の子どもがYG検査の結果、急増していることがわかりました。

 

 

 


C類の子どもは、ちょっとしたきっかけで、学校を休みはじめ、現在一般に行われている「様子を見るだけの対応」(受容的対応)をとると、本来の引っ込み思案の性格が出てそのまま不登校になります。

 

 

 


情緒的にはあまり問題はないが、性格的にいったんひきこもって生活を始めるとますます引っ込み思案になってしまうので、短時間では復学や社会復帰が難しいようです。(これまでの不登校やひきこもりは、E類の子が多かったです

 

 

 


C類の特徴としては不安が強くなったり葛藤が起きたりせずに、ズルズルと休みが続きます。

 

 

 


さらに、登校刺激を行わず、様子を見るだけで関わらないといった誤った受容的対応が続くと、二年、三年と長期化していくことが他のタイプに比べて多いようです。

 

 

 


自分にとって必要な漫画雑誌などは自由に買い物に出るなど、完全なひきこもりではないが、休みが長期化するので、学校適応率も良くないです。

 

 

 


C類の人の多くは学校や家庭で大きな問題があったわけではなく、情緒的にも問題が無い子ども達です。

 

 

 


今、このC類の子どもの不登校が急増しており、しかも、長期に渡って不登校を続けています。

 

 

 


原因は明確ではないが、強いて言うならば「内向的な性格」です。しかし、そんな性格の子どもはたくさんいるのにと、ますます、首をひねってしまいます。

 

 

 


また、従来不登校・ひきこもりで多かったE類の子が、心の問題が改善され情緒が安定してきた後にC類に移行してしまう例もあります。

 

 

 


ひと昔前にもこういうタイプの子どもはいたが、進級・卒業・進路の問題があり、親も先生も登校刺激を行ったので、「長いものには巻かれろ」で学校には通っていました。

 

 

 


昔、よくいわれた怠学傾向の子どものように積極的に町に遊びに行くわけでもなく、家でじっとして退屈して過ごしているこのような「なんとなく不登校」の子ども達の心情に、ぴったり当てはまった遊びが、テレビやインターネットだったのではないだろうか。

 

 

 


ゲーム機が高性能になればなるほど、不登校の児童・生徒は増加していきます。ゲーム機の高性能化とゲーム人口の増加は相関しています。

 

 

 


ゲームの増加は子どもの遊びの変化でもあり、子ども達が近所で群れをなして遊ぶ時代が終わり、少子化と塾や習い事が増えひとり遊びが主流に変わっていったことを表しています。

 

 

 


不登校になると、中学生では友達関係も次第に切れていき、遊び方もひとり遊びが中心になっていきます。

 

 

 


不登校の子ども達が全国平均の子どもに比べ、約二倍テレビゲームやネットゲームを利用しています。

 

 

 


少子高齢化社会で育った子供たちは兄弟も少なく、地域社会で仲間同士だけの遊びも知らずに育ちます。

 

 

 


その子達の子育てをしている親たちは、偏差値教育を受けて育ちました。幼少期の子育てでは、感情豊かに育つ事より知育の発達を優先させるためか、水泳・英会話・ピアノなどの習い事に通わせます。

 

 

 


同年齢の子どもとの遊びを通して学ぶ、人と人との関わり方を知らずに育った子どもは、集団の場(学校社会や会社)で人間関係から生じる様々なストレスをまともに受けます。

 

 

 


そして、ちょっとしたことでも傷つき不登校や出社拒否になります。学校や社会との関係が閉ざされると、人間関係に自信を失った子どもの場合、人に対して、不安感や恐怖感が強くなって、ひきこもらざるを得なくなります。

 

 

 


文部科学省が毎年行う学校基本調査では、小学校教師の二・二%、中学校教師の一・五%が教師自身にあると答えています。

 

 

 


どの年を調べても、小・中学校ともに教師の回答では平均二%程度でありました。

 

 

 


これに対し、不登校の当事者である子ども達が回答した文部省のいわゆる「不登校追跡調査」では、二三・五%でありました。

 

 

 


東京都アンケート調査では、小学生の一七・四%、中学生の一六・七%が、教師がきっかけであると答えています。

 

 

 


また、同調査の保護者の回答でも、小学生の保護者三一・三%、中学生の保護者三〇・〇%が教師がきっかけだと答えています。

 

 

 


なお、学校基本調査は一つだけを選ぶ単一方式であり、その他の調査はあてはまるものをすべて選ぶ複数回答方式であります。

 

 

 


方式の異なるこれらの結果を単純に比較することはできないが、教師自身が判断したものと、当事者の子ども達が答えた回答には極めて大きな乖離があると考えられます。

 

 

 


この乖離は学校や教師側から見ると、不登校の原因が家庭や本人のいずれにも当てはまらない場合、学校や教師はその他の要因とし、一方、本人や保護者は、教師との関係を含めた学校生活に起因していると考えているのではないでしょうか。

 

 

 


不登校のきっかけが、教師との関係だったとしても、自己防衛意識や学校全体の集団防衛意識が無意識に働いてしまうのでしょうか。

 

 

 


もし不登校やひきこもりが教師との関係を含めた学校生活に起因しており、原因が単一な場合は、早期に教師や保護者が発見し適切な介入をして積極的な対応を取れば不登校にならずにすむはずです。

 

 

 


まして、人間関係の不信や不安からくるひきこもりにはならなかったはずです。

 

 

 


教師側の認識の甘さや及び腰な態度が、不登校やひきこもりの二次的な大きな要因になっている気がします。

 

 

 


教師や保護者が不登校を早朝に発見し対応するためにはどのようなことに注意する必要があるのだろうか。

 

 

 


東京都で行った本人及び保護者に対してのアンケート調査では長期欠席の予兆調査を行いました。

 

 

 


年間の欠席日数を三〇日から五九日以下(短期欠席者)、六〇日から一七九日以下(中期欠席者)、一八〇日以上(中期欠席者)の三グループに分けて調べてみました。

 

 

 


三グループとも、起床困難と就寝困難の生活リズムの乱れが大きいです。これは心理的なストレスから興奮状態になり、寝ようと思っても寝つきが悪くなってしまい、そのために朝起きられないという身体のリズムの変調が起き、身体症状に移行していることが考えられます。

 

 

 


また、学習面では、学習への集中力が無くなっています。いずれも数値が高いことからわかります。

 

 

 


その他に小学生の予兆として高いものは、「イライラする」(七四・四%)、「勉強がわからなくなる」(四一・九%)、「なんとなく不安」(三九・五%)、「他人が気になる」(三四・九%)であった。

 

 

 


中学生では、「毎日が楽しくない/勉強がわからなくなる」(四九・二%)、「他人が気になる」(四七・五%)、「一人で部屋にいる時間が長くなる」(四二・五%)、などであった。

 

 

 


これらの状態像が現れたら子どもの心は疲れているので、子どもの話に耳を傾けてあげて、好きなことをさせて充分に気分転換させることが不登校の予防手段としては非常に有効である。

 

 

 


また、子どもの気持ちを理解するためには、子どもに四つの項目(情緒不安定、被害関係念慮、生活空間、学習不安)を聞いたり観察したりする必要がある。

 

 

 


情緒不安定や被害関係念慮が強い人には、受容的対応(積極的な登校の働きかけを行わず、子どもの意思を尊重する対応)を心がけ、子どもの心の変化に応じて少しずつ整理してあげます。

 

 

 


生活空間や学習不安が多い人には、手伝ってあげる気持ちで一緒に行動すると変化が生まれることが多いです。

 

 

 


四つの項目のいずれもあてはまらない場合には、登校刺激型対応(積極的に登校するように働きかける対応)をとることがのぞましいです。

 

 

 


そのためには、子どもの良好な関係を日頃から築いておくことも大切です。そして、同時に保護者も教師も子どもの状態を見る目を養う必要があります。

 

 

 


そして、何か変だと感じたら、話しかける余裕を自分自身でももっていたい。

 

 

 


では、不登校になってしまった保護者達はどんな思いでいるのでしょうか。この調査では、保護者の方にも自由に既述してもらっています。

 

 

 


「中学時代、子どもは家庭にいる時間よりも学校で過ごす時間の方がはるかに長く、子どもの変化に気づくのが遅れました。

 

 

 


「何か変だな」という指摘が担任からなかったことが悔やまれます。学校側も、もう少し細やかな目で生徒を観察し、親に知らせてほしかったです」(中三の母親)

 

 

 


「中学校で、他の生徒に「死ね」「学校に来るな」「消えろ」「くさい」など、とても酷い言葉を言われ、生徒指導の先生や校長先生に相談しても、何も解決しませんでした。

 

 

 


悪質な言葉を吐く子供の指導はほとんどできないで傷ついた子供が不登校になるのが実情です」(中二の母親)

 

 

 


「先生によって、よく見てくださる方もあれば、疎ましく思う先生もいます。子どもの心を開かせる先生がもっといてくだされば、不登校も減っていくと思います」(中三の母親)

 

 

 


「もっと子供が行きたがる学校にしてほしいです。楽しい学校にしてほしいです。」(小三の母親)

 

 

 


不登校になった子どもをもつ保護者の自由記述を読むと、学校教育や教師に対しての不信感は根強いです。保護者の不信感を取り除かないと、子どもの他社に対しての不信感は取り除けないです。

 

 

 


学校や教師側の責任逃れのための原因追及や、いじめの加害者と被害者を級友の前で握手をさせて「これからは仲良くしましょうね」といった表面的な解決による対応ではなく、当事者同士の関係性による支配・被支配を含めて、「どんな思いで過ごしていたのか」「いじめる心理はどこから来たのか」「いじめをやった時。どんな気持ちがしたのか」「いじめられた時、どんな気持ちになったのか」「教師に誤った言葉や対応をされた時にどんな気持ちになったのか」などの心理的な面を含めた状況確認とその分析が必要であります。

 

 

 


と同時に、トラブルはなぜ起こったのか、トラブルの前後では子供たちの心はどのように変わり、どのような行動を起こしたのかについて、当事者同士の考えと心理状況を教師や保護者が充分に理解できるまで聞き取りを行い、当事者同士が納得し合意できるまで場合によって話し合う必要があります。

 

 

 


また、同時に被害が及んだ子どもの心に傷が残らないようにするカウンセリングの技術を全ての教員が身につける必要があると考えます。

 

 

 


教師が加害者の場合は、素直に当事者や保護者に謝罪することはもちろんのこと、原因追及のために学校側でも保護者でもない専門家の第三者が介入し、仲裁することが望ましいです。

 

 

 


しかし、残念ながら、そのような制度はまだ日本には確立されていません。

 

 

 


自治体によっては、教師による体罰は、校長が中立者となって真偽を確かめ、教育委員会や校長などの学校管理者が行っていることもあり、子どもと保護者にとってはそれが学校教育や教師に対する不信感となっています。

 

 

 


いずれにせよ、成長過程の子ども達をいかに援助し、起きたトラブルを成長へと変えていく「子どもの側」に立つ発想や行動が求められます。

 

 

 


YG検査では、人のタイプをおおまかに、A・B・C・D・E類の五つに分けます。

 

 

 


社会的内向(対人関係に消極的でひき気味の人)は、C・E類であります。これに対し、社会的外交(対人関係に積極的な人)は、B・D類であります。

 

 

 


A類は、C・E類やB・D類のいずれの要素ももっている人と考えられます。

 

 

 


ここでは、不登校やニート・ひきこもりのタイプの中心であるC・E類の二つのタイプについて話を進めていきます(A類はバランスがとれて安定的であること、B・D類は外交的であることから、不登校やニート・引きこもりが少ないと考えられます)。

 

 

 


YG検査にみるC類とは、YG検査解説マニュアルでは「おとなしい、消極的な性格だが情緒は安定しているタイプ」となっています。

 

 

 


このような人は、特に問題のない、どこにでもいる人と考えてもよいです。一方、従来からいた心因性のタイプ(心の問題が原因であるタイプ)はYG検査ではE類の人であります。

 

 

 


解説マニュアルでは「情緒が不安定で非活動的な内向的なタイプ」となっています。

 

 

 


これまでのひきこもりは、このE類のタイプが多かったです。しかし、近年、普段問題の見受けられないC類のタイプが不登校やニート・ひきこもりになるケースが急増しています。

 

 

 


ちなみに、情緒は、C類は安定、E類は不安定であります。行動面では、C類はおとなしく、E類は内向的であることが特徴となっています。

 

 

 


不安や対人恐怖が強く、情緒的に不安定でひきこもり傾向が強いE類を心因性(心の問題が原因)の不登校や心因性の社会不適応と呼ぶのに対して、C類のタイプに名前をつけるとしたらオタク(オタ)型不登校やオタク(オタ)型社会不適応ともいえます。

 

 

 


もちろん、オタクの中には大規模なコミケなどを企画・実施する積極的なオタクも存在するが、ここで述べるタイプのオタクは消極的な人のことを指します。

 

 

 


私達は二〇〇四年(平成一六年)一〇月に、東京都教育委員会と二〇〇三年度(平成一五年度)に三〇日以上欠席した児童生徒本人及びその保護者に対して、共同でアンケート調査を行いました。

 

 

 


母集団は小学生一五二二名、中学生二六三四名の計四一五六名とその保護者です。有効回収率はあまり高くはなかったが、男女比、欠席日数や学年などの分布割合から考えて、全体よりも長期欠席者が多い深刻なデータといえます。

 

 

 


欠席理由は小中学生とも本人の判断によると、友達との人間関係の問題を原因としていることが多いです。教師との人間関係についても小学生から結構な割合を占めています。

 

 

 


父親に対して、「やさしいけれども、一方でうっとおしい存在」というのは、思春期特有の感情が表れています。しかし、内閣府のデータと比較すると、「自分をよく理解してくれる」という項目については、内閣府調べでは二五・八%の四位であるのに対し、今回調査は一四・七%の六位と数値が低いです。

 

 

 


また、父親を「尊敬できる」という項目については、内閣府調べでは三九・二%の一位であるのに対し、今回調査は二二・一%の五位とこちらも数値が低いです。

 

 

 


母親のイメージについては、「やさしい」が内閣府は四二・七%、今回調査が五十三・八%でともに一位です。

 

 

 


また、「自分をよく理解してくれる」については、内閣府は三十九・五%、今回調査が三十二・五%でこちらもともに二位でした。

 

 

 


しかし、母親を「尊敬できる」については、内閣府調べでは二十八・〇%の三位であるのに対し、今回調査が一四・五%の七位と低下しており、「友達のようである」については、内閣府は二六・八%の四位であるのに対し、今回調査は三一・六%の三位と上昇しています。

 

 

 


これらのことから、不登校の中学生は父親に対して、「やさしいけれど自分をよく理解していない」、そして「あまり尊敬できない」と厳しい言い方になってしまうが感じているといえます。

 

 

 


また、母親に対しては、「やさしく、よく理解してくれる」が、「友達のようで尊敬はできない」と感じているといえます。

 

 

 


ひきこもり傾向が強いタイプの子どもや若者は、いつの時代でも社会的内向が強いタイプであります。

 

 

 


社会的外交の人は、学校や会社には行かない、仕事をしないということはあってもひきこもることはありません。

 

 

 


高度経済成長を終え、国民総生産(GNP、のちのGDP)がアメリカ合衆国に次いで世界第二位になった一九八〇年代に、アニメや漫画、テレビゲーム(後にネットゲーム)、猟奇的なものなどの趣味に夢中になり、仕事をしないで趣味に生きる人たちが現れだしました。

 

 

 


その人達は相手を呼ぶ時に「おたくさあ!」と呼びました。そのことから彼らはオタクと呼ばれるようになりました。

 

 

 

 

一九八〇年代後半に連続幼女暴行殺人事件を起こした犯人がオタクだったこともあり、オタクは最初反社会的なイメージで広がりました。

 

 

 


バブル経済崩壊後、フリーターの若者も増え、それと区別するために、オタクは本来の非社会的なイメージに変わっていきました。

 

 

 


豊かな国の象徴でもあるが、日本特有の現象でもあります。町の本屋に行くと半分近くが漫画本で溢れる国は日本だけに見られる現象であるし、朝晩流されるテレビアニメや仮面ライダーなどの格闘ものや、規制があってないような投稿写真などの青少年向けのエロ写真集、漫画は少女向けであっても、猟奇的なものやエロアニメものなどが横行しています。

 

 

 


玩具類も子どもを消費者に見立てたものが、なんの規制もなくドンドン商品化され、子供向けのテレビ番組のコマーシャルで大量に流して煽っています。

 

 

 


さらに、芸能界では、中学生がおへそを出し極めて短いミニスカートをはき、お色気を売り物に踊りながら歌を唄います。

 

 

 


それも別世界の飛び切りの美人ではなく、どこにでもいそうな女の子が皆同じような厚化粧をして登場するから、テレビを見ている子どもが影響されてすぐにまねをします。

 

 

 


男はそれを可愛いと思い、成人した女性のお色気より子どものお色気の方がセクシーと感じます。

 

 

 


このような変な国は他にはないです。この退廃した文化がオタクを生み出す原動力になっています。どこかが歪んでいます。

 

 

 


お金を儲けるために何でもやってきた大人社会のツケが、青少年を歪めてしまったのかもしれません。

 

 

 


もう一つの大きな原因は、バブル経済の崩壊とワールドスタンダードの進行によって、「よい高校はよい大学につながり、大きな会社、幸せな人生として、勝ち組になれる」という流れや終身雇用・年功序列型の日本独特の雇用システムが崩壊したことによって、価値観はさらに多様化して、成熟社会の特徴である群をなさない若者の生き方がさらに拡散したと考えられます。

 

 

 


オタクの子どもたちや若者はそんな戦後社会を作ってしまった大人達を見ているから、利己的な大人の説教や説得には応じないのかもしれません。

 

 

 


成熟社会は価値観の多様化した社会でもあります。大人の生き方も多様化していかざるを得ません。それらをすべて内包化した社会の模索が、今後、始まるのかもしれません。

 

 

 


C類に多いオタク(オタ)型ひきこもりや社会不適応は、学校や仕事に行かなくなるとズルズル不登校や社会参加しない日が続き、自分の世界に入り趣味など好きなことに没頭します。

 

 

 


自分を守るために詭弁であるが理論武装をしていき、関わろうとする人を寄せ付けないようにして、自分の中の不安を煽り立てないようにしていきます。

 

 

 


そして、ますます学校や社会への適応を困難にさせていきます。

 

 

 


最初は人間関係の消極さから始まるが、本来、今でも人間関係の煩わしさや生き難さを薄々感じ取っていた人が、自分の趣味や好きなことだけをやっていればよいという環境が許されたのだと錯覚した時から起こります。

 

 

 


自分探しや、将来どのように生きていけばよいかなどの根源的な悩みから起こった問題ではないため、葛藤もなくこの状態がそのまま固定されていきます。

 

 

 


だから、オタク(オタ)型の不登校や社会的不適応の人に対して、様子を見るだけの誤った受容的対応を行っていくと、自分にとって楽な世界に入っていき、対人関係において心理的にますます消極的になり、ひきこもり状態が長期化して学校や社会不適応が難しくなっていきます。

 

 

 


また、意識的にも今の学校や社会に対して魅力を感じないばかりか、どこか本質的に間違っていると思っています。

 

 

 


だから、間違った価値観の学校や社会に参加することは誤っていると考え、自分が生きていくための消極的な(消費者として)最小限の関わりにしたいと思っているようです。

 

 

 


彼らへの対応は、生きることの本質的な意味や価値観から考えさせていかなければなりません。

 

 

 


対応する親や先生・カウンセラーに対して、尊敬できる生き方のお手本だと思えなければ、説得にも対応にもならないところに難しさがあります。

 

 

 


まずは彼らの生き方を否定したり否定的に捉えるのではなく、生き方を認め、自分の趣味の領域を含め、最低限生活者として生きていく糧をどのように得ていくかを一緒になって考えていかなければなりません。

 

 

 


その姿勢から信頼感が生まれてくるはずです。信頼関係を土台に一人ひとりの心情に応じた登校(社会参加)への適切な指導を心がけなければなりません。

 

 

 


本来、受容や指導は分かれたものではありません。子どもや若者の気持ちを充分に聞き取り、理解し、信頼関係を形成することが需要であり、指導は受容によって築かれた信頼関係をもとに、「お母さんが言っているから勇気を出してやってみようかな」とか「自分のことを本当にわかってくれ、自分のために先生は言ってくれているのだから、思いきってやってみようかな」という動きにつながるものでなければなりません。

 

 

 


受容と指導は一貫性の流れの中になければ本来意味がありません。初期の対応では「不安が強く、情緒的に不安定」な心因性タイプに比べると、最近増加しているC類のオタク(オタ)型タイプは、「情緒的には問題ないが内向的な性格」なだけなので、丁寧に子どもの気持ちに寄り添って対応していけば、情緒的な交流も図りやすいので受容も指導も行うことはそれほど難しい事ではありません。

 

 

 

 



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