ニートと失業者
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ニートと失業者

2016年05月20日(金)12:12 PM

失業者とは、ご存知のとおり、「就業に向けた活動を行っている、現在は無業の者」のことをいいます。

 

 

 

 

これに対してニートは「明らかな理由・事情がないのに、就業に向けた活動をおこなっていない、無業の者」です。

 

 

 

 

すでにおわかりのように、ニートはある日突然起きる現象ではありません。少しずつ「働かない」「働けない」状態になっていきながら徐々に停滞を深め、最終的には「まったく働かない」「まったく働けない」に行きついてしまいます。

 

 

 

 

ニートの場合は、少しずつ「再就職活動をおこなわなくなりながら、やがてはまったく就職活動をおこなわなくなる」わけです。

 

 

 

 

ここで、「ニート」と呼ばれる者たちがほんとうに若者だけなのかについて、あらためて考えてみたいと思います。

 

 

 

 

まずは「ニート」が日本に紹介されて以来、どのような年齢の者たちとされてきたかを振り返ってみましょう。

 

 

 

 

ご存じのとおり、ニートは15歳から34歳もしくは35歳までとされています。なぜそう定められたのでしょうか。

 

 

 

 

その理由については二つの論拠があります。そのひとつが、ニートを規定する3つの要素に該当する「学校に行っていない・働いていない・職業訓練も受けていない」まま「働けない」状態になった若者のことを多くの人が、「働けなくなったフリーター」だと思い込んだからです。

 

 

 

 

そのフリーターの規定にある上限年齢は、ニートが日本に登場するはるか以前から34歳と定められていました。

 

 

 

 

これが、ニートが若者にされた第一の理由になります。第二の理由は、日本のニート考が、若者に限定されていたからです。

 

 

 

 

メディアも含めたみなが、ニートとは若者だけが起こす奇妙な現象として早合点してしまいました。

 

 

 

 

一方で、イギリスのニートは、16歳から18歳まで(失業者を含む)と限定されていますが、だから日本のニートの上限年齢が34歳もしくは35歳であるのは大きなまちがいであるという論拠で、「ニート、ニートと騒ぐな」と主張するのも、かなり的が外れていると思います。

 

 

 

 

30代後半より上はみな失業者だと考えると、「中高年ニート」の悲痛な叫びがいっさい耳に入らなくなってしまします。

 

 

 

 

これまでのニート論が二ーとを若者に限定したうえ、話をひきこもりとからめていたため、ひきこもりでないニートは自分がニートだという自覚と危機感をもてずにいました。

 

 

 

 

事実、ひきこもり自立支援センターに相談を寄せてきたニーとの何人かは、「自分はひきこもりでもないのに、なぜニートのようになったままなのか」という疑問をわたしにぶつけてきました。

 

 

 

 

それに対してわたしが、「あなたはかくかくしかじかの理由で、一般的なニートである」

 

 

 

 

「あなたはすでに求職活動にたいする意欲を失っているので、ニートの後期段階に入っており、大急ぎで教職活動を再開しないと、やがては破滅しますよ」

 

 

 

 

などと言うと、彼らはハッと気づきます。彼らが自分の置かれた状況を的確に判断するためにも、ニートのタイプわけと段階を明確にすることが肝要なのです。

 



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