ニートの勘違い
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ニートの勘違い

2016年05月17日(火)8:21 PM

ニートの中には自分がニートになってもあわてず、「働かない」毎日に危機感をもたず、「働こうと思えばいつでも働ける」とさえ思っている人が少なからず存在しているのはなぜでしょうか。

 

 

 

 

じつはその答えは、彼らが大いなる勘違いをしているからなのです。その勘違いとはこういうことです。

 

 

 

 

たとえば、あなたが幼稚園もしくは保育園に入ったとします。そこで数年を過ごしたあなたは、つぎにどうなるでしょうか。

 

 

 

 

いうまでもなく、小学校に進学することになります。そして小学校を卒業すると、中学校に進学します。

 

 

 

 

では、中学校を卒業した者は、つぎにどのようにすのでしょうか。そう、社会に出る若者も若干はいますが、大半は高校に進学します。

 

 

 

 

では、高校を卒業したものは、つぎにどうするでしょうか。そう、ここでも社会に出る者もいますが、大学や専門学校などに進学する者もいます。

 

 

 

 

では、大学や専門学校を卒業した者のつぎは?おわかりになったでしょうか。ニートやひきこもりたちは、「子どもの領域」が、「学年」というわかりやすい目印をかかげながら自分たちをいまいる領域の出口に向けて運んでくれたので、その先も同じように考え、歳さえ重ねれば自分も自然にニートやひきこもりから脱出して、「働く大人」になれると思い込んでいるのです。

 

 

 

 

不登校になった人もひきこもりになった人も「ニート」になった人も、当初は他の若者たちと一緒に、「子どもの領域」のなかで、出口に向けて歩き続けていました。

 

 

 

 

では、「子どもの領域」から「大人の領域」へと運んでくれる動力はいったいなんなのでしょうか。

 

 

 

 

それが、就職指導をふくむ就職活動の準備とその実践なのです。したがって、領域移動の動力となる就職指導と就職活動の準備や実践に欠陥があったり、それらのどちらかが欠如していると、当人がかなりの苦労をしないかぎり、「大人の領域」に入ることができないのです。

 

 

 

 

「働かなくてもよい子どもの領域」は、当事者をその領域の出口へ向けて歩ませてくれる、かなり親切な領域です。

 

 

 

 

それは、当事者のすべてが未熟な人間であるからです。ですから元来が親切でやさしい「子どもの領域」は、当事者を年齢相応に支えながら懸命にその出口に向けて運ぶ作業を続けてくれます。

 

 

 

 

しかし、ニートたちは、その事実にまったく気づいていません。「子どもの領域」での暮らししか知らず、身を任せていれば自動的に「働く大人」になれると信じ込んでいます。

 

 

 

 

だからこそ、周囲の大人が「それではいけない」と繰り返し言っても、彼らは聞く耳をもたず、いよいよせっぱつまったときには時すでに遅しです。

 

 

 

 

「子どもの領域」内部でしか発生しないひきこもりと同じような状態になってしまうのです。

 

 

 

 

20代後半、いや30歳をとっくに過ぎても「自分はいつでも働ける」と言い放つ、浮世離れした若者たちが生まれる背景には、このような事情が潜んでいるのです。



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