ニート・不登校・ひきこもりのそれぞれのケース
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ニート・不登校・ひきこもりのそれぞれのケース

2016年05月10日(火)7:49 AM

 

ひきこもりのケース

 

 

 

大学4年のAさんは、就職活動が近づくと、こころが重くなってきました。というのも、彼女は自分がなぜ働かなければならないのかがまったくわからなかったからです。

 

 

 

 

ですが、親や級友は、毎日あたりまえのように「就職」を話題にします。Aさんは、自分だけがなぜ就職活動に興味を持てないのか、そればかりを考えるようになり、徐々に闊達さを失っていきました。

 

 

 

 

そんなAさんがひきこもったのは、卒業式を終えた直後でした。以来彼女は、なにもしないまま自室で毎日を送っています。

 

 

 

 

不登校のケース

 

 

 

 

奥手で小柄な少年だったB君は、中学に入るとイジメの標的になってしまい、学校に行くと、毎日のように「女男」とからかわれるようになりました。

 

 

 

 

その理由は、B君がいつまでたっても声変わりしないうえに男っぽいからだつきににもならなかったからです。

 

 

 

 

B君は先生に相談しようかとも思いましたが、恥ずかしくてできませんでした。なぜなら、担任の先生はB君がほのかに思いを寄せる女性でもあったからです。

 

 

 

 

悩みに悩んだB君は、しばらく学校に行くのはやめようと、ある日決意をかため、不登校になりました。

 

 

 

 

ニートのケース

 

 

 

 

高校卒業後、フリーターにもならずブラブラしていたC君は、親が買ってくれたパソコンに熱中するあまり、昼夜逆転状態になってしまいました。

 

 

 

 

毎日昼過ぎまで眠るようになったひとり息子の将来を案じ、両親は彼になぜ働かないのかと何度もたずねました。

 

 

 

 

彼の答えはいつもこうでした。「なにもいま、あせってはたらきはじめなくても、まだ若いから大丈夫さ。

 

 

 

 

俺だって働く必要ができたらすぐに働くから」このような状態が約1年続きました。

 

 

 

 

しかし、C君はいつまでたっても働く気配がありません。それどころか、時間の経過とともにパソコンにも興味を示さなくなり、ついには漫然と自室にいるようになってしまいました。

 

 

 

 

ひきこもりのケース

 

 

 

 

高校まで親からクラブ活動を禁止されていたDさんは、大学に入るとチア・リーダー部に入りました。

 

 

 

 

Dさんは、幼い頃からチア・リーダーにあこがれていたのです。ですが、そのクラブは想像とはちがって保守的で上下関係が厳しく、練習もとてもハードでした。

 

 

 

 

それまで受験勉強一筋できたDさんは、先輩たちとの接し方がわからず、厳しい練習に耐えかねて、少しずつクラブをさぼるようになっていきました。

 

 

 

 

そんなある日、Dさんは一般教養の大教室で、ある先輩からきついひと言をもらいました。

 

 

 

 

「クラブを無断で休んでも、がり勉だけあって講義は出るのね」以来Dさんは、先輩に監視されているような気がして大学に通えなくなってしまいました。

 

 

 

 

家にばかりいるようになってしまった彼女に、両親は「なぜ学校に行かないのか」と詰問します。

 

 

 

 

Dさんはそのころから、自分はおかしくなったに違いないと思うようになり、ひとり部屋にひきこもるようになってしまいました。

 

 

 

 

ひきこもりのケース

 

 

 

 

長い間、ひきこもりに悩んでいたE君は、ある日意をけっしてひきこもり支援団体に入所しました。

 

 

 

 

最初は慣れない共同生活に戸惑いを見せていたE君ですが、少しずつ友だちが増えるにつれ、彼のひきこもりは軽減されていきました。

 

 

 

 

そんなある日、E君は支援団体のスタッフから声をかけられました。「君ももう24歳になったんだから、働く準備をしなさい」と。

 

 

 

 

「そうか。学校ではうまくやっていけなかったけれど、働けばひきこもりが治るかもしれない」

 

 

 

 

と考えたE君は、さっそく支援団体の内部で職業訓練を受け、就職活動を行いました。

 

 

 

 

ですが、彼はどこにも採用されませんでした。「やっぱりひきこもりは働くこともできないんだ」と、すっかり落胆したE君は、就職活動をいっさいやめ、支援団体の自室にひきこもってしまいました。

 

 

 

 

ニートのケース

 

 

 

 

フリーターとして働き始めて間もないFさんは、ようやく見つけた職場で早々に解雇を言い渡されてしまいました。

 

 

 

 

仕事の覚えが悪すぎるという理由でした。失業してしまったFさんは、さっそく次のアルバイトを探し始めました。

 

 

 

 

ですが、いつまでたっても自分が働きたいと思うような職場が見つからず、またようやく見つけた会社で面接を受けても、なぜか採用してもらえませんでした。

 

 

 

 

Fさんは、しだいに職探しがばからしくなり、ついには再就職活動を完全にやめてしまいました。

 

 

 

 

ニートのケース

 

 

 

 

梱包会社のベテラントラック運転手だったG氏は、腰痛が原因で会社を辞め、今度は事務系の仕事を探し始めました。

 

 

 

 

事務職なら通院のための休みを取りやすいだろうし、高校のころにとった簿記の資格をいかして、それなりに稼げるだろうと見込んだからでした。

 

 

 

 

G氏はさっそく、ハローワークに出かけました。ですが、そこで彼を待っていたのは年齢制限と職歴の壁でした。

 

 

 

 

38歳のG氏は、「若いうちにもっと将来を見据えた仕事選びをしておくべきだった」と後悔しましたが、それでも懸命に求職活動を続けました。

 

 

 

 

なぜなら、彼には4人の扶養家族がいたからです。G氏は、その後もハローワークに通い、必死になって求人台帳をめくりました。

 

 

 

 

ですが、彼が自信を持って面接に望めそうな職場はありません。というのも、すべての事務系の仕事がかなりの専門性を要求していたからです。

 

 

 

 

そうこうするうちに、G氏は職探しに自信を失っていきました。ハローワークに通えば通うほど、自分が社会から不要な人間といわれているように感じられたからです。

 

 

 

 

G氏の求職活動は、ほぼ1年で完全に停止してしまいました。



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TEL
042-424-7855
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活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援