家庭内暴力は、心の叫び
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家庭内暴力は、心の叫び

2016年03月30日(水)4:35 PM

ひきこもりやニート状態が長引いた結果、ストレスを抱えた若者はそのストレスを発散させるために親に暴力をふるうのですが、彼らに共通しているのは、親に暴力をふるっても、けっして心は晴れないということです。

 

 

 

 

「親を殴っても、スッとはしないんですよ」どの若者も、口をそろえてそういいます。

 

 

 

 

親を殴るというのは、たとえばストレスが溜まって茶碗を割ってしまうのとは違うというのです。

 

 

 

 

殴っても、殴っても、彼らの心が満たされることはありません。むしろ親を殴ったあとは、落ち込むことが多いといいます。

 

 

 

 

自分の中のいら立ちが、暴力というかたちで親に向かうことはあります。ですが、それで現実が何か変わるわけでもなければ、未来が見えるようになるわけでもありません。

 

 

 

 

自分の中のわだかまりが解消されることもありません。むしろ親を殴ることで、さらなる自己嫌悪に陥ってしまうのです。

 

 

 

 

「激しく暴れたあとは、布団をひっかぶって寝ていた」という若者もいます。親を散々批判する彼らも、心のどこかで「本当は親が悪いわけではない」とわかっているのです。

 

 

 

 

だけど、それでも、彼らが親に暴力をふるってしまうのはなぜでしょうか。

 

 

 

 

それは、彼らの暴力の根底には、「親への必死の叫び」があるからだとわたしは思っています。

 

 

 

 

「このままではいやだ」

 

 

 

 

「今の状態を今後も続けたくない」

 

 

 

 

若者は暴力をふるいながら、そう必死に叫んでいます。

 

 

 

 

「誰かなんとかしてくれ」

 

 

 

 

「この家の空気を変えないと、どうにもならない」

 

 

 

 

「ひどい暴力をふるえば、親もきっと動き出すだろう」

 

 

 

 

そんな思いが、子どもの側には間違いなくあります。自分では将来を見つけることはできないから、親に向かって、「なんとかしてくれ」と切実に訴えています。

 

 

 

 

その叫びが、家庭内暴力というかたちで出ているのです。長期化することで暴力が悪化していくのも、子どもが親に「自分を止めてくれ」と訴えているからではないでしょうか。

 

 

 

 

ですが、親には、それが理解できません。「俺がこうなったのは、お前たち親のせいだ」といわれれば、その言葉を文字通りに受け取って、「自分たちが悪かったのだ」と思ってしまいます。

 

 

 

 

暴力を受けても、「親の責任なのだから、自分たちでなんとかするしかない」と我慢してしまいます。

 

 

 

 

暴力に反発せず、黙ってそれを受け止めてしまいます。その結果どうなるか・・・・・。

 

 

 

 

「これだけやっても、まだわかってくれないのか!」

 

 

 

 

「なんとかしてくれ!」

 

 

 

 

心の中でそう叫びながら、彼らがふるう暴力は、どんどんエスカレートしていきます。

 

 

 

 

そして彼らは激しい暴力をふるいながら、何もしてくれない親に対する失望感を、ますます深めていくのです。

 



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