ひきこもりの象徴的な言葉
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ひきこもりの象徴的な言葉

2016年03月30日(水)3:57 PM

10年以上も母親に暴力をふるい続けて、両親を奴隷化したある男性が、口癖のように両親に投げつけていた言葉があります。

 

 

 

 

「先が見えない」

 

 

 

 

「自分ではどうしようもない」

 

 

 

 

「お前たちのせいだ」

 

 

 

 

終始、彼はこの三つの言葉を、親に投げかけていたというのです。なぜ「普通の子」が暴力に走るのでしょうか。

 

 

 

 

若者側の心理としてその原因を考えたとき、わたしはこの三つがの言葉がそれを言い尽くしているように思えてなりません。

 

 

 

 

「先が見えない」というのは、今述べた、「自分の未来が見えないことへの不安」です。

 

 

 

 

自分はこれからどうすればいいんだろう、これから先どう生きていけばいいんだろう、親が死んだらどうするんだろう・・・・・。

 

 

 

 

彼らはそんな不安をいつも抱えています。それを裏返せば、「自分の人生の先が見たい」という若者たちの気持ちのあらわれでもあります。

 

 

 

 

若者は未来が見たいのです。ですが、長年ひきこもっている若者にとって、考え得る「先」というのは、昔の輝かしい経歴どおりに進む「いい学校、いい会社」への一本道しかありません。

 

 

 

 

それしか、考えられる「道」がないのです。しかし、自分はそういった「いい学校、いい会社」路線には、いまさら戻れそうにない。

 

 

 

 

バイトでさえなかなか採用されないのに、会社で働けるはずがありません。だから、「自分ではどうしようもない」となるのです。

 

 

 

 

本当は外に出て仕事を探したいけれど、ハローワークにでも行けば、厳しい現実をいやがうえにも見せつけられます。

 

 

 

 

認めたくない現実ではありますが、考えれば考えるほど、「自分ではどうしようもない」という事実に直面するのです。

 

 

 

 

そして、「自分は社会で落ちこぼれた人間なんだ。負け組なんだ」と思うようになります。

 

 

 

 

そうやって、「自己嫌悪」がはじまるのです。だけど、すべてを自分のせいにするのは、なんとか避けたいという考えがあります。

 

 

 

 

自分自身を根底から否定したくはありません。自分だけを責めたくはありません。行き詰っている現状を誰かのせいにしたいと思うようになります。

 

 

 

そのとき、目の前にいるのは親だけです。「こいつが、俺に過度な期待をして、勉強をやらせたせいで俺はこうなった」

 

 

 

 

「行きたくもない高校に、無理やり行かされた」理由はなんだっていいのです。それが本当であれ、理不尽なものであれ、なんでもいいのです。

 

 

 

 

とにかく自分以外の「犯人」が見つかればいいのです。だから、「お前たち親のせいだ」となるわけです。

 



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