ひきこもり・不登校の支援活動
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ひきこもり・不登校の支援活動

2016年02月18日(木)9:22 PM

内閣府が平成22(2010)年2月に実施した「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)によると、「ふだんは家にいるが、近所のコンビ二などには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」

 

 

 

 

「自室からほとんど出ない」に該当した者(狭義のひきこもり)が23、6万人、「ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」(準ひきこもり)が46、0万人、「狭義のひきこもり」と「準ひきこもり」を合わせた広義のひきこもりは69、6万人と推計されています。(内閣府HPより)。

 

 

 

 

関東自立就労支援センターに来る相談内容を見ても、年々ひきこもりに関する相談は増加しています。

 

 

 

 

その内容はさまざまで、小学生から40歳を越える幅広い年齢層にわたっています。

 

 

 

 

年齢が上がるにしたがって問題は長期化し、立ち直るためにも期間がかあkるというのが実情です。

 

 

 

 

ひきこもりを抱える家族の共通した悩みは、「どうやったら家から外に出すことができるか?」

 

 

 

 

「どうしたら自立させることができるか?」という点です。したがって、関東自立就労支援センターに来られる方の相談は、「何とか家から出してほしい」「何とか学校に戻れるようにしてほしい」「アルバイトでもいいから仕事をするようになってほしい」といったものがほとんどです。

 

 

 

 

これらの相談を受けていていちばんに感じるのは、ひきこもりの子どもたちがどういった心理状態にあって、どうしたいと考えているのかという点について、周りにいる家族があまりにも知らなさ過ぎるということです。

 

 

 

 

多くの家族は生活の様子を見ていて、「外にまったく出ない」「昼夜逆転している」「食事をあまりとらない」「ゲームやパソコンばかりやっているようだ」

 

 

 

 

「病気なのではないか」「やる気がないようで寝てばかりいる」などの内容を報告してきます。

 

 

 

 

しかし、「何が原因でひきこもりになったのか?」「どういう気持ちでいるのか?」「今の状態に満足しているのか?」などの質問には「何を考えているのかわかりません」という答えが返ってくるケースがほとんどです。

 

 

 

 

もちろん質問の内容もなかなか把握することは難しいのですが、ヒントになりそうな答えさえでてこないほど家族間のコミュニケーションがとれていません。

 

 

 

 

ですから、わたしたちはひきこもりの子どもたちと接するとき、どんな子どもなのかイメージすることさえ難しい状態で支援活動をスタートしなければなりません。

 

 

 

 

しかしそんななかでも、徐々に信頼関係を築き、しだいに心を開いてくれるようになり、あまり人に言いたくないであろう本音を話してくれるようになっていくのです。

 

 

 

 

子どもたちと信頼関係を築き、しだいに子どもが心を開くようになり、そしてわたしに本音を話してくれるようになるのはなぜなのか?

 

 

 

 

わたしは関東自立就労支援センターを通して20年以上にわたって、不登校、ひきこもり、家庭内暴力などの問題を抱える数多くの子どもたちと接してきました。

 

 

 

 

実際に家庭訪問で子どもたちに会いに行くと、水をかけられたり、警察を呼ばれたり、殴られたことも1度や2度ではありません。

 

 

 

 

はじめは「帰れ!」と怒鳴られたり、無視されたりなどということも当たり前です。

 

 

 

 

しかし、時には家の前で何日も待っていたり、家に一緒に住み込んだり、あきらめずに何度も通ってやっとなんとか接点を持とうとやってきました。

 

 

 

 

関東自立就労支援センターの共同生活寮では子どもたちと一緒に生活をし、一緒に喜び、悲しみ、子どもたちの小さな変化も見逃さないように常に気を配って支援を行っています。

 

 

 

 

日々本人がやりたいことを本気で応援してあげ、実現するためには何が必要か一緒に考えています。

 

 

 

 

そんな経験のなかで子どもの抱えている本音の部分に数多く触れてきました。

 

 

 

 

わたしは、ひきこもりから脱却して自立させることを目的とするなら、まず、ひきこもりの子どものことを少しでも理解する必要があると考えています。

 

 

 

 

「そもそもなぜひきこもりになったのか?」

 

 

 

 

「このままでいいのか?」

 

 

 

 

「親のことをどう思っているのか?」

 

 

 

 

「友人や社会に対してどう思っているのか?」

 

 

 

 

「今の気持ちは?」

 

 

 

 

といったことを、少しでも親・保護者が理解することが大切です。「聞きたくても聞けない」ということは、十分わかっているつもりです。

 

 

 

 

それがいかに難しいかはわたしも当然経験しています。そのことに関しては後ほどゆっくり書いていくことにしますので、まずはひきこもりの子どもたちの気持ちについて理解することを第一歩としてください。

 

 

 

 

まずは気持ちを理解する、次にどういった心構えで接するか、それから3番目に方法論という順番になります。

 

 

 

 

ひきこもりやニート・スネップ・不登校・家庭内暴力に関する相談を受けていていつも思うのは、たいていの方が、最初から方法論を求めすぎているということです。

 

 

 

 

もちろん方法論は大事なのですが、「子どもの気持ちを理解する」「どういった心構えで日々接するか」の2つができていないと、同じことをやっても結果に差が出てしまいます。

 

 

 

 

ひきこもりやニート・不登校等の問題を解決するのは、風邪薬を飲んで風邪を治すのとは違います。

 

 

 

 

ただ家から出すということだけであれば、「首に縄をつけてひきずり出す」というのも答えになってしまいます。

 

 

 

 

でも、そうはいかないでしょう。そんなことをしても何の解決にもならないことはみなさん理解している通りです。

 

 

 

 

「今の状態で満足していないはずだ」と決め付けていいのでしょうか?「今の状態で楽しいはずがない、一日中家のなかにいてゲームばかりやっていて、何の目的も持たずに生活しているのだから・・・」

 

 

 

 

はたから見ればきっとそう映るはずです。しかし、本人は今のままでいいと考えているかもしれません。

 

 

 

 

あるいは何も考えていないのかもしれません。もし、「親元にいて、食事ができるから今の状態のままでいい」と子どもが思っていたらどうしますか?

 

 

 

 

「何とか今の楽な生活を維持しよう、このままでいたい」と考えていたらどうしますか?

 

 

 

 

自立して働くなどということは夢のまた夢になってしまいます。そうさせないためには今の状態より少しでも本人がいいと感じるものを考え与えていく、「外に行ったほうがいいな」という動機づけをしなければなりません。

 

 



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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援