ひきこもりのリストカット
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ひきこもりのリストカット

2016年01月18日(月)4:09 PM

ひきこもりの子どもは基本的に自己愛が強いため、自殺を試みる人が少ないのが特徴ですが、苦しみから抜け出す可能性が見えない状況が長くなると、時には死を考え始める子どもも中にはいます。

 

 

 

 

「この苦しさから逃れたい、でも逃れられない。だったら死んだほうがましだ」といった発想にとらわれてしまうのです。

 

 

 

 

「死にたい」という子どもに対して、「そんなばかなことを言うな」と頭ごなしに否定したり、しかりつけたりすることは、結果として自殺の方向に追い込んでしまうことになります。

 

 

 

 

「死にたい」という気持ちは、「変わりたい」という気持ちの表れです。かみそりやカッターでリストカットをすると、体の中の内圧がさがります。

 

 

 

 

そうすることによって、渦巻いていたジリジリする気持ちが少しだけ抜けるように感じるのだといいます。

 

 

 

 

リストカットを何度もしている子どもが、「お父さんやお母さんのためにも死ぬことはできない」と言って、苦しみながらも生きている現状を親のせいにする場合もあります。

 

 

 

 

これは単なる責任転嫁なのですが、本人にとっては必要な逃げ口なので、親は腹を立ててはいけません。

 

 

 

 

売り言葉に買い言葉で「別にお母さんのためにいきていなくてもいいわよ」などと言っては、取り返しのつかないことになってしまう恐れがあります。

 

 

 

 

どのようなケースでも、子どもが死のうとしているのを親が感知した場合、親はとにかくあわてなくてはなりません。

 

 

 

 

何もなかったように見て見ぬふりをすると、子どもは非常に傷ついてしまいます。

 

 

 

 

わたしが行う対処法に、まず刃物の代わりに赤いボールペンやマジックで傷跡をつけさせるという方法があります。

 

 

 

 

そして、何が原因でリストカットをしたのかを紙に書かせ、終わったらぐちゃぐちゃに紙を丸めて捨てさせるのです。

 

 

 

 

切る以外の方法で自分の中に渦巻いていたジリジリとした思いを放出する術を身につけることができれば、リストカットも自然に治まります。

 

 

 

 

カウンセラーには、あわてずにじっくりと対応していくことが求められます。リストカットを繰り返す子どもをカウンセリングする際には、機会を見計らって慎重にその話題を取り上げる必要も生じてきます。

 

 

 

 

そこで、「今の状況が変われば、生きていくことができそうですか?」とたずねることになるのですが、ほとんどの子どもが「はい」とうなずきます。

 

 

 

 

心の底から死にたいと思っているわけではないのです。自分の子どもがもずからの体を繰り返し傷つけているという事実は親にとってはたいへんショッキングなことだと思います。

 

 

 

 

しかし、けっしてひるまずに、一定の距離を保ちながら子どもの動向に注意深く目を配り、子どもが自らの手で命を絶つということを阻止しなくてはなりません。

 



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