ひきこもり・不登校の子どもからの要求
ホーム > ひきこもり・不登校の子どもからの要求

ひきこもり・不登校の子どもからの要求

2016年01月18日(月)1:14 AM

不登校やひきこもりになってしまった子どもが、親に頼みごとをしてくる場合があります。

 

 

 

 

そのような場合には、後で触れる「子ども返り」の場合を除いて、何でも受け入れてあげるようにしてください。

 

 

 

 

たとえば、「新作のゲームが出たから買ってきて」と言われたりします。その際には、笑顔で買ってきてあげるようにしてください。

 

 

 

 

もし、「ええっ、また?」という顔をしたり、「この前も買ったでしょ」などと言ってしまったら、子どもの要求はどんどんエスカレートしていく一方になります。

 

 

 

 

不登校やひきこもりの子どもは、親の態度に非常に敏感になっています。ですから、こうした要求を通して甘えを受け入れてもらうことで、無意識に親が信頼できるかどうかを子どもは探っているのです。

 

 

 

 

子どもの要求するものですから、ゲームのソフトや、CDを要求してくることが多くなることでしょう。

 

 

 

 

しかし、本当にほしいものはそれらのものではないということを十分認識してください。

 

 

 

 

彼らが本当にほしいものは、自分の言うことを真剣に聞いてくれる親なのです。

 

 

 

 

このような子どもの気持ちを察知せず、いやいやながら要求を受け入れたとしても、子どもの中には感謝の気持ちが起きないばかりか、親が自分のことを理解してくれているという実感もわいてきません。

 

 

 

 

そうなると、一度満たされなかった思いを再び満たそうとして、要求はさらにエスカレートしたものになっていってしまいます。

 

 

 

 

たしかに最初は、親が子どもの言いなりになっているように思えるかもしれません。

 

 

 

 

しかし実は、積極的に子どもを受け入れているという非常に大切な行為をしているのです。

 

 

 

 

こうして親が子どもの頼みごとを快く受け入れることによって、子どもの中に感謝の気持ちが芽生えるのと同時に、負い目を感じる気持ちもたまっていきます。

 

 

 

 

そして次第に「こんなにしてもらっていいのかな?」という気持ちになり、今度は親の願いや頼みごとを聞いてあげてもいいかなと思うようになっていきます。

 

 

 

 

自分が受け入れられた気持ちになると、子どもの中には喜びやうれしい気持ちがたまり、それがそのままエネルギーになって、だんだん元気になっていきます。

 

 

 

 

そして最終的に、心の中にしまいこんでいるものを話せるようになっていくのです。

 

 

 

 

子どもの要求をすべて聞くというと、中には「甘やかしを許すような生ぬるい対応を続けたら、さらに子どもがわがままになるのではないか?」と不安になる人がいるかもしれません。

 

 

 

 

しかし、本来の甘やかしとは、子どもが何も言わなくても親が過干渉や先回りをして、子どもの主体性を無視して何でもやってしまうことを指します。

 

 

 

 

一方、子どもが言うことを最後までじっくり聞いてあげたり、学校に行かない状態を見守ったり、ソファでだらりとしていても文句を言わないといったことは、甘えを許してやるという行為であり、本質的に甘やかすというものとは違います。

 

 

 

 

不登校やひきこもりの原因の多くは、家庭にあるという話をしましたが、長い年月をかけて子どもが身につけてしまった子どもの性格や生活習慣、親との関係などを変えていくためには、長い時間をかけながら徹底的に取り組んでいかねばなりません。

 

 

 

 

その長いプロセスの途中では、子どもの要求を手放しで受け入れるという方法も必要になってくるのです。

 

 

 

 

すでに不登校やひきこもりになってしまった子どもに対して、突然厳しいしつけを始めたとしても、状況がよくなることは絶対にありません。

 

 

 

 

そもそも甘やかし(過干渉など)をせずに適切なしつけをしていれば、深刻な問題を抱えることもなかったはずです。

 

 

 

 

問題が発生してから、さあ、しつけをしようというのは本末転倒です。いずれにしても、不登校やひきこもりといった状態から子どもを救うためには、時間がかかるものなのです。

 

 

 

 

あきらめずに根気をもって子どもに接していってください。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援