引きこもりは病気か
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引きこもりは病気か

2016年01月15日(金)5:02 PM

ひきこもりを「病気」ととらえるべきかどうかは、今の段階ではほとんどが親の判断にかかってきています。

 

 

 

 

病気としてとらえる親御さんの場合ですと、当然子どもを心療内科や精神科に通わせるケースが多くなります。

 

 

 

 

ただ残念ながら、症状がいい方向に向かわないことが多く、結局、薬漬けになっている子どもがたくさんいるのです。

 

 

 

 

もちろん薬を必要とする子どももなかにはいます。統合失調症やてんかん、うつ病、強迫神経症、不安神経症、パニック障害などの症状に悩んでいる子どもたちです。

 

 

 

 

こうした場合、薬物療法は絶対に必要です。しかし、不登校やひきこもりの子どもにまで薬を飲ませてしまうというのは適切な対処とはいえません。

 

 

 

 

薬というのは飲めば飲むほど聞かなくなっていきますから、一定の治療効果が見られなければ、どんどん強い薬が処方されるようになります。

 

 

 

 

そうやって強い薬を飲み続けてきた子どもの中には、意識がもうろうとするようになり、泡を吹いていたり視線がどこにあるのかわからなかったり、ボーッとして頭に何も入らない状態になっていたりする子どももいます。

 

 

 

 

実際、わたしがこれまで見てきた中には、「この子どもには薬は必要ない」と思うような子どももたくさんいました。

 

 

 

 

こういう子どもに遭遇した場合、親御さんと子どもとの間に入って十分な話し合いをし、時にはかかりつけの医師のところまで一緒に行って、話を聞くということもあります。

 

 

 

 

こうすることによって、薬が本当に本人に合っているか否かを改めて判断してもらうのです。

 

 

 

 

放っておけば、そのまま薬漬け状態から抜け出せなくなってしまう危険性もありますから、慎重な対応をしていかなくてはなりません。

 

 

 

 

もちろん薬を飲まなければその子どもがいつ自殺してしまうかわからないという場合は別です。

 

 

 

 

しかし、ただ単に何かの問題があって、それについて悩んでいるといった場合には、薬を飲んでもそれは結局ただ現実から逃れているだけで、根本的な解決策にはなっておらず、苦しい状況は続いていくことになるのです。

 

 

 

 

ごく一部のケースを除けば、ひきこもりや不登校が病気ではないというのがわたしの持論です。

 

 

 

 

厳密に言えば、病気の定義から論じていかなくてはならないのでしょうが、結局は「心の問題」だとわたしは考えています。

 

 

 

 

ですから、何が何でも薬物療法というのではなく、また、知識のみの上に成り立っている単純なカウンセリングをおこなうのでもなく、いかにしたらその子どもの心の問題を解消してあげることができるのかを考えて対処することが求められているのではないでしょうか。



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