引きこもり・ニート・スネップ・不登校・フリーターの社会性とコミュニケーション
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引きこもり・ニート・スネップ・不登校・フリーターの社会性とコミュニケーション

2015年12月22日(火)3:23 PM

社会性やコミュニケーションのもっとも原初的な段階は、母親と目を見つめ合わせ、表情でコミュニケーションをするということであると思います。

 

 

 

 

母親が笑いかけると、笑い出す。いないいないばあに反応して面白がるといった反応は、情緒的応答というコミュニケーションの第一歩が踏み出されているということを示しています。

 

 

 

 

もしこの段階で、ちっとも目を合わせようとしなかったり、母親の表情の変化にも関心を示さないという場合には、その最初の第一歩がまだ踏み出せていないということになり、十分な注意が必要になります。

 

 

 

 

まずは目を見て語りかけるという刺激を増やしたり、本人の些細な行動にも反応を増やし、かかわりを豊かにする努力が必要です。

 

 

 

 

まだこの時期なら、それで挽回できる場合もあるからです。ですが、この段階をクリアしているからといって、すっかり安心というわけだはありません。

 

 

 

 

社会性の発達がうまく進んでいるかどうかは、生後九ヶ月に、次の重要な分岐点を迎えます。

 

 

 

 

それは、共同注意という発達課題がうまくクリアされているかどうかです。共同注意とは他の人と注意を共有しようとすることで、たとえば母親が見つめているものを一緒にみようとします。

 

 

 

 

母親の注意に関心を払い、同じものに注意を払おうとする、定型的な発達をとげている子どもでは、そうしたことがこの時期に来ると、自然に見られるようになります。

 

 

 

 

ところが、自閉症スペルトラムの子どもでは、この共同注意がうまくいかないことが多いです。

 

 

 

 

母親の向ける関心には上の空で、自分の見たいほうをただ見ているか、ぼんやりしています。

 

 

 

 

母親が「ほら、みて」と呼びかけても、無関心か母親のいわんとしていることが理解できません。

 

 

 

 

共同注意が重要なのは、この段階がクリアされてはじめて、他の人と関心を共有するということが可能になるからです。

 

 

 

 

そこからコミュニケーションの新たな段階がはじまります。母親の発する言葉と対象物を結びつけ、状況の中で言葉を覚えていくというプロセスが始まるのです。

 

 

 

 

また、相手の意図や感情を理解する能力である心の理論が育っていくことにもつながります。

 

 

 

 

定型発達の子どもでは、四歳までには心の理論が確立し、相手の立場に立って意図や気持ちを理解するということができるようになりますが、自閉症スペクトラムの子どもでは、八歳から十歳くらいまでかかることになります。

 

 

 

 

共同注意がスムーズに生じるかどうかの違いが、なぜ生まれるのかということについて、ひとつの有力な説明は、関心を共有することが喜びとなる子とならない子がいるのではないかということです。

 

 

 

 

共同注意の障害は、自閉症スペクトラムの子どもを早期に発見するうえでも、非常に重要なマーカーと考えられています。

 

 

 

 

そこには、前項で述べたような遺伝的要因の関与が推測されます。しかし、同時に母親から虐待を受け、混乱型愛着を示す子どもでも、共同注意があまり認められないこともわかってきました。

 

 

 

 

虐げられた環境で育っても、他人に対して無関心になり、共同注意が障害されるのです。

 

 

 

 

どれだけよく世話されたかは、共同注意の活発さと比例するのです。このように、遺伝的な要因と、養育要因の両方が影響し得るのです。

 



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