うつ病・適応障害と引きこもり・ニート
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うつ病・適応障害と引きこもり・ニート

2015年12月21日(月)4:23 PM

昨今、うつ病についての認識が世間に広まり、うつだと感じると、気軽に心療内科や精神科を受診する人たちが急増しました。

 

 

 

 

症状が重症化する前に手を打つという点では良いことだと思いますが、困るのは、適応障害で起きているうつ状態を、うつ病と同ように治療してしまうケースが少なくないことです。

 

 

 

 

実際、「うつ」として医療機関を受診するケースでは、かなりの割合が適応障害です。

 

 

 

 

クリニックのレベルですと、受診するケースの9割が、適応障害で占められているというところもあります。

 

 

 

 

脳のレベルで異常が起きるまでにはいたっていないわけで、ある意味、あわない環境に対して、ごく自然な反応が起きているとも言えます。

 

 

 

 

それを「うつ病」と診断し、抗うつ薬を投与されたり、ときには「双極性障害(そううつ病)」と診断され、気分安定剤と抗精神病薬を投与されるというケースも珍しくありません。

 

 

 

 

それで、どうなるかといえば、ますます体がだるくなり、意欲も気分も沈み、まったく仕事や学校どころではなくなってしまいます。

 

 

 

 

これでは本当の病人になってしまいます。抗うつ薬は、セロトニンなどの伝達物質を増やす働きがありますが、脳のレベルでは正常な状態の人にそうした薬物を投与すると、鎮静がかかりすぎて、だるさや意欲低下が強まってしまいます。

 

 

 

 

気分安定剤や抗精神病薬になると、その影響はもっと強く、認知機能が低下する場合もあります。

 

 

 

 

このような状態になりますと、頭がボーっとして、何も手につかなくなってしまいます。

 

 

 

 

本当に必要なのは、まずは少し休息するとともに、あわない環境を本人が適応しやすいものに変えるか、本人が適応しやすいように変わるか、なのです。

 

 

 

 

ですが、医療機関さえも、ほんとうに必要な手立てを講じてくれるとは限りません。

 

 

 

 

医者の習性として、どうしても「病気」として治療してしまうのです。適応障害の克服について、まずここで知っておいてほしいことは、適応障害はうつに似た状態を呈しますが、うつ病ではないということです。

 

 

 

 

昨今、「新型うつ病」という新しいタイプのうつ病が、ちまたでも話題になりことがあります。

 

 

 

 

新型うつ病の特徴としてよく言われるのは、職場では調子が悪く、やる気がまったくでないのですが、家に帰ったり休日になると比較的元気を取り戻し、自分の趣味のことなどには熱中して取り組めたりすることです。

 

 

 

 

このことは、新型うつ病が適応障害をベースにして生じていることを示しています。

 

 

 

 

このタイプのうつは、「逃避型うつ」とも呼ばれますが、その実体は、大部分が適応障害なのです。

 

 

 

 

休職すると元気になりますが、また仕事の復帰が近づいてくると、症状がぶり返すということになりやすいです。

 

 

 

 

つまり、症状の治療をするだけでは、根本的な改善にはならないのです。



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