引きこもり・ニート・スネップ・不登校と自傷行為
ホーム > 引きこもり・ニート・スネップ・不登校と自傷行為

引きこもり・ニート・スネップ・不登校と自傷行為

2015年12月09日(水)1:36 PM

ひきこもり・ニート・スネップ・不登校の人の中には、日常生活のイライラから自傷行為に走る人がいます。

 

 

 

 

誰でも、人生のなかで何度かは「自分はなんてだめなんだ」という思いに襲われて、頭をかきむしったり、こぶしで机をたたいたりしたことがあると思います。

 

 

 

 

でも、たいていは、そうした行為を、自分が身体的に傷つかない程度に抑えるものです。

 

 

 

 

ところが、なかにはその一線を越えて自分を痛めつける人がいます。たとえばリストカットする人、こぶしで壁を殴って指の骨を痛めてしまう人、頭を壁に打ち付けて(ヘッドバンギング)額から血を流す人、とがったもの(コンパスの針やシャープペンシルの先)で自分の手足を突き刺す人などです。

 

 

 

 

このような一線を越えて自分の体を傷つける行為を、自傷行為といいます。自傷行為は、次のように始まり、終息していきます。

 

 

 

 

1、いやなことが起こる

 

 

 

 

2、できごとが起こった瞬間に、不安、あせり、絶望などのネガティブな感情が表面化する

 

 

 

 

3、それと同時に、たとえば「どうしよう」「○○しなければ」「わたしはだめだ」などの自動思考が働き始める

 

 

 

 

4、自動思考が激しくなり、他のことが考えられなくなるとともに、ネガティブな感情も大きくなる

 

 

 

 

5、極度の緊張、動悸、過呼吸などの身体反応があらわれる

 

 

 

 

6、自動思考が最大になるとともに、自分を傷つけたいという気持ちが生じる

 

 

 

 

7、リストカット、ヘッドバンギングなどの自傷行為をおこなうが、痛みをあまり感じない

 

 

 

 

8、自傷行為後、放心状態になる

 

 

 

 

9、痛みとともに、意識を回復する

 

 

 

 

10、自動思考や、不安・あせり・絶望などのネガティブな感情は消え去り、平穏な意識状態に戻る。あるいはハイな状態になる

 

 

 

 

この自傷行為のプロセスのなかで、注目していただきたいことが2点あります。

 

 

 

 

第一に、自動思考が働き始めたら、その考えにあった感情しか表面に浮かんでこないということです。

 

 

 

 

たとえば、「どうしよう」「○○しなければ」「わたしはだめだ」などの自動思考の場合、浮かんでくる感情は、不安・あせり・絶望などのネガティブなものだけになります。

 

 

 

 

第二に、「自傷行為の間、痛みを感じていない」ということは、意識も失われてしまうということです。

 

 

 

 

つまり、自動思考が働き始めると、極端な場合、感覚さえも認識できなくなるということです。

 

 

 

 

認識できなかった感情や感覚は、無意識のなかにおきざりにされてしまいます。自傷行為は、自動思考を断ち切る行為であるともいえます。

 

 

 

 

自傷行為によって、自動思考がなくなり、その結果、ネガティブな感情がおさまり、平穏な状態に戻るのです。

 

 

 

 

自傷行為のプロセスのなかで起こるこのような傾向は、自動思考全般に当てはまります。

 

 

 

 

自動思考は、感情の意識化を妨げ、特定のネガティブな感情に固執させます。いいかえれば、この自動思考が消えれば、不安・あせり・絶望などの中に、希望を見出すことができるようになります。

 

 

 

 

ポジティブな感情が意識化されてくるのです。落ち着いた精神状態とはこのポジティブな感情もネガティブな感情も、ともに見つめることができる状態であるといえます。

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援