引きこもり・ニート・スネップ・不登校・フリーターに関連する障害~注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特徴
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引きこもり・ニート・スネップ・不登校・フリーターに関連する障害~注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特徴

2015年12月08日(火)1:22 AM

酒・タバコ・コーヒー・薬物(大麻、シンナー、覚せい剤、コカインなど)、ギャンブル、買い物、過食、恋愛、セックス・・・・。

 

 

 

 

発達障害者の中には、さまざまな依存症や嗜癖行動に走るケースが少なくありません。

 

 

 

 

これらは一般に、

 

 

 

 

1、アルコール依存、薬物依存、タバコ依存などの「物質依存」

 

 

 

 

2、過食症、ギャンブル依存、買い物依存、セックス依存などの「行為依存」

 

 

 

 

3、恋愛依存、夫婦間暴力などの「人間関係依存」

 

 

 

 

の3つのカテゴリーに分けられます。夫婦のどちらかが発達障害の場合、別居したり、離婚したり、経済的に困窮したりするケースが非常に多いのですが、それは発達障害を持つ夫または妻が、こうした依存症や嗜癖行動に走りやすく、それが原因で夫婦仲が悪くなったり、しばしば多額の借金を抱えたりするからです。

 

 

 

 

なかにはギャンブルにはまり、女性に入れあげた挙句、会社のお金に手を出して横領で逮捕されてしまったケースもあります。

 

 

 

 

もとより嗜好品は、過ぎればろくなことにはなりません。よくアルコール依存症の人は、「自分の金で好きな酒を飲んで何が悪い!」と言いますが、ことはひとり本人が心身を壊すだけの問題ではありません。

 

 

 

 

父親がアルコール依存症の場合、かなり高い確率でDVや児童虐待などが発生し、そうした養育環境のゆがみから、子どもが非行に走ったり、不登校になるケースが多いのです。

 

 

 

 

さらに言えば、アルコール依存症の人は、酒が原因で会社でトラブルを起こしたり、飲酒運転で死亡ひきにげ事故を起こすなど、社会に対しても、甚大な迷惑をかけることが少なくありません。

 

 

 

 

つまり、アルコール依存症の人は、自分の精神や肉体をこわすだけではなく、夫婦関係を壊し、子供を含めた家庭全体を壊し、会社での立場や人間関係を壊し、ついにはひきにげなどで捕まり、社会的に厳しい制裁を受けることになるのです。

 

 

 

 

これを「アルコール依存症の多面性」といいます。アルコール依存症の影響は、大きな波紋となって周囲の人たちを巻き込んでいくことを忘れてはなりません。

 

 

 

 

アルコール依存症の専門病棟を抱える国立病院機構アルコール症センター(旧国立療養所久里浜病院)などの報告では、もともと発達障害だった人がアルコールや薬物の依存症になった場合は、治療が難しく、慢性化しやすいことがわかっています。

 

 

 

 

これはさまざまなカウンセリングなどを施しても、なかなか本人がその気にならず、再び飲酒や薬物に手を染めやすいからです。

 

 

 

 

アルコールに関しては、発達障害者の睡眠効率を下げて、うつ病を合併しやすいという点も指摘しなければなりません。

 

 

 

 

アルコール依存症は、うつ病と密接に関係しているとされ、アルコールを乱用しているとうつ病になりやすく、うつ病になるとアルコールを乱用しやすくなります。

 

 

 

 

これは脳の前頭葉のセロトニン系の欠乏と密接に関係しているとされています。近年まで秋田県は、うつ病の多さと自殺率の高さで全国一を維持してきましたが、その理由のひとつはアルコールの摂取量が非常に多いことと関係があるとされています。

 

 

 

 

発達障害者が、さまざまな依存症や嗜癖行動に走りやすいのは、一般にこれまで述べてきた傾向である、

 

 

 

 

1、感情が不安定で不安感が強い(不安をやわらげてくれるものに走り、依存する)

 

 

 

 

2、ストレス耐性が低い(ストレス解消の手段になるものに走り、依存する)

 

 

 

 

3、新奇追求傾向が強い(常に新しい刺激を与えてくれるものに走り、依存する)

 

 

 

 

4、衝動性が強い(一度依存すると、それをしたいという衝動が抑えられない)

 

 

 

 

などが大きな理由とされています。しかし、じつはもうひとつ、依存症や嗜癖行動を引き起こす重要な原因があります。

 

 

 

 

それは自己投薬としての依存であり、嗜癖行動です。たとえば、タバコ依存ですが、ある調査によれば、発達障害者は一般の健常者に比べて3倍も依存するリスクが高いことが分かっています。

 

 

 

 

なぜ、彼らはタバコを吸いたくなるのでしょうか?C・キース・コナーズらの研究によれば、ADHDの人にタバコをすう代わりにニコチンを投与したところ、脳内のドーパミンという神経ホルモンを刺激するように働き、彼らの覚醒レベルを上げ、注意集中力を高めることがわかりました。

 

 

 

 

ニコチンパッチを皮膚に貼っても同様の効果があり、彼らは、「自分の活気とエネルギーが向上した」と感想を述べています。

 

 

 

 

また彼らにニコチンを投与して、コンピューターを用いた認知機能検査をおこなったところ、投与後に認知機能が大幅に改善し、活気や気力が高まったと報告しています。

 

 

 

 

このような効果は、健常者では認められません。精神分析学者であり、薬物依存の専門家であるカンチャンは、ADHDの薬物依存の原因について「セルフ・メディケーション(自己投薬)仮説」を提唱しています。

 

 

 

 

すなわち、ADHDの人が覚せい剤などの薬物依存に走りやすいのは、覚醒レベルの下がった自分の脳を自ら刺激して目覚めさせたり、心の中のいやな気分や不安感を追い払って、安らぎや安心感を得るためであるというのです。

 

 

 

 

発達障害者のタバコ依存も、これと同じメカニズムであり、自己投薬の一種なのです。

 

 

 

 

同じことはコーヒー依存についても言えます。よく知られているように、コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、眠気覚ましに飲む人も少なくないと思います。

 

 

 

 

発達障害者のなかには、そのコーヒーを一日10杯以上飲む人もいます。カフェインとADHDの関係についてはいろんな研究があります。

 

 

 

 

ADHDの人にカフェインを投与したところ、ニコチンと同じように、コンピューターの認知機能検査の成績が向上し、注意集中力が高まったのです。

 

 

 

 

コーヒーを大量に飲む人は、カフェインの覚醒作用を利用して、やはり自己投薬しているのだと思います。

 

 

 

 

ただし、コーヒーを毎日大量に飲むと、カフェイン中毒になり、しばらく飲まないと頭痛やイライラ、吐き気など、さまざまな離脱症状(禁断症状)に襲われたり、精神病とよく似た幻覚妄想状態に陥ったりします。

 

 



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