思春期といじめ
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思春期といじめ

2015年12月04日(金)2:30 PM

思春期の子どもにとってたいへん重要なことは、自分の存在する価値があると知っていることと、居場所があるということです。

 

 

 

 

特に思春期は、親と自分の存在を完全に切り離し、自分個人にその価値を見出し始める時期です。

 

 

 

 

親とひとつではないし、個人としての価値を確立できているわけでもありません。存在価値に空白のときができるのが思春期です。

 

 

 

 

ですから、その空白の時期を支えるものとして、これまで以上に、自分をしっかり受け止めてくれる居場所が必要です。

 

 

 

 

受け入れられ、必要とされ、求められることです。求められるということはつまり、自分には存在価値があるということです。

 

 

 

 

いじめが悲惨なわけは、その両方ともをその人から奪い取る行為となるからです。学校において長期間いじめられたり、無視されたするのは、まさに学校においては自分が存在する価値もなければ、居場所もないと感じさせられるからです。

 

 

 

 

まして教師がいじめから自分を守ってくれなかったとしたら、全否定された子どもが死にたくなる気持ちはわかります。

 

 

 

 

子どもの命を守るためにも、いじめのない学校や社会を作ることは非常に大切です。

 

 

 

 

同時にもうひとつ、わたしたちがしなければならないことは、人生は生きる価値があること、自分には生きる価値があることをしっかり教え、その体験ができる場をより多く持たせることです。

 

 

 

 

そうすることで、子どもの中にいじめに対応できる力を育てます。いじめのない学校や社会は理想ですが、その理想が実現したことがあったでしょうか。

 

 

 

 

理想をあきらめろとは言いません。でも、いじめをやめろと世間に向かうと同時に、いじめをはねつけるだけの力を、子どもに与えたいと思います。

 

 

 

 

いじめは、いじめる人といじめられる人という単純な構図では起こりません。いじめる人といじめられる人の気質や家庭環境、学校の環境、そのときの状況など、さまざまな要素が重なり合って起こります。

 

 

 

 

ですから、「なぜこの子が?」「なぜこのような状況が?」と驚くような複雑な状態が出来上がってしまいます。

 

 

 

 

その複雑さに対応するためには、対策も多岐にわたります。学校はいじめ対策に取り組む必要があります。

 

 

 

 

親は子どもの気質を考慮したうえで、子どもを支える家庭環境作りに取り組む必要があります。

 

 

 

 

そして対策の中で、もっとも重要で力強いのが、子ども個人に自分の存在価値を強く認識させることです。

 

 

 

 

それを可能にするのが、子どもを無条件に「愛すること」です。当然ながら、親が子どもを求めていることを、子どもが知っていることが大切です。

 

 

 

 

家庭が子どもにとって、確実な居場所になっていることです。たとえ世間中が彼・彼女をいじめても、家には全存在をかけて守ってくれる親がいるという自信を与えることです。

 

 

 

 

そこには兄弟姉妹も、祖父母もいるかもしれません。彼ら同士が愛し合える場を作ることです。

 

 

 

 

かんかをしないということではありません。しょっちゅう顔をつき合わせて暮らすのですから、けんかはします。

 

 

 

 

でも、基本的な強い絆を作ることです。一緒に暮らしてはいなくても、実家の祖父母やおじさん、おばさんの存在も大切です。

 

 

 

 

子どもがなるべくたくさんの肉親と出会う機会をつくり、彼らから愛される機会を作ります。

 

 

 

 

子どもがさまざまな人間関係において愛され、自分の生きる価値を見いださせるためです。

 

 

 

 



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