引きこもり・ニート・スネップ・不登校の子どもとアスペルガー症候群
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引きこもり・ニート・スネップ・不登校の子どもとアスペルガー症候群

2015年12月03日(木)6:48 PM

アスペルガー症候群の子どもの抱える問題は、障害の内容もさることながら、障害に対する周囲の無理解によって大きくなってきます。

 

 

 

 

小学校に入って集団生活が始まると、クラスのなかになじめず、周囲から「風変わりな子」として扱われてしまいます。

 

 

 

 

言う必要のないことを言ってしまったり、その場にふさわしくない話を何度も繰り返すことが多いので、友達からは仲間はずれにされたり、いじめの対象にされたりします。

 

 

 

 

また、たびたび忘れ物をしたり、かんしゃくを起こしたりするので、教師からはしかられることも多くなります。

 

 

 

 

そしてしだいに、「自分はだめな人間だ」と自己評価を低くしていくのです。小学校高学年ぐらいになると、「自分はほかの子とは波長が合わない。自分は変なのかもしれない」と悩むようになります。

 

 

 

 

そのときは、子どもに自信を持たせるような周囲のサポートが必要です。しかし、多くは「お前が悪い」「お前のほうから人の輪に入っていかないからいけないんだ」などと責めるようなことを言い、彼らを切り捨ててしまうのです。

 

 

 

 

長い間苦労してきたため、親でさえ、そのような態度をとってしまいます。小学校高学年になったアスペルガー症候群のある子どもが「お母さんが、僕のことをほかの子と比べるのがつらかった」と言っていました。

 

 

 

 

このようなストレスを子どもに与えていないか、くれぐれも注意してほしいと思います。

 

 

 

 

誰にも理解されず、変人扱いされ、冷遇体験を積み重ねていくアスペルガー症候群の子どもたちの内面では、大きなストレスが膨れあがり、それが極限まで達したとき、爆発してしまうことも少なくありません。

 

 

 

 

また、彼らのやり方が周囲に理解されないばかりでなく、彼らも周囲のやり方を理解することができません。

 

 

 

 

日常生活のさまざまなところでトラブルを生んでいます。学校のバスケットボールチームの応援に行ったアスペルガー症候群の子どもは、まわりの友達が「がんばれー」などと声援を送っているそばで、「絶対にうちのチームは負けるよ」などと言ってしまい、友達の反感を買ってしまいました。

 

 

 

 

しかも、なぜ負けるのかという理由まできっちりと論じるのです。そして、彼の言うとおり、本当にチームが負けると、ますますひんしゅくを買ってしまいました。

 

 

 

 

わたしはこの話を本人から聞いたとき、彼の「うちのチームは負ける」について「おもしろい考えだね」と言いました。

 

 

 

 

すると彼はうれしそうに「おもしろいといって聞いてくれたのは初めてです」と笑いました。

 

 

 

 

たしかに彼の立場から考えればそうかもしれません。彼はこれまで多くの人たちに理解されずにきたのだとあらためて思いました。

 

 

 

 

アスペルガー症候群の子どもと周囲の人の間には、目に見えない大きくて高い壁が存在しているようです。

 

 

 

 

その高い壁を少しでも低くし、できればすべてなくすには、この障害を正しく理解し、早いうちからきちんと社会に適応する方法を身につけさせていくことが大切だと思います。

 

 



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