不登校と家庭内暴力の相談
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不登校と家庭内暴力の相談

2015年12月02日(水)5:15 PM

ある日の夕方、関東自立就労支援センターの電話が鳴りました。電話に出ると、いきなり女性の声で「助けてください!」と切羽詰った様子で問いかけてきました。

 

 

 

 

この場合のようにいきなり「助けてください!」と申し出てくるのはあまりないことで、急な対応をせまられていることをすぐに把握しました。

 

 

 

 

この電話をかけてきたのは子どもの不登校に悩んでいる母親であり、「どうされたのですか」とわたしは子どもの本題に切り出しました。

 

 

 

 

「今、息子が棒を持って家の中で暴れまわっています。取り押さえようとしたのですが、逆に殴られ、さらに興奮して暴れています。どうしたらいいでしょうか?」

 

 

 

 

すでに母親はパニック状態になっていて、どうしたらいいのかわからず、とにかくとめようとしたらしいのです。

 

 

 

 

電話越しに「ガッシャーン」や「ワ―ッ」などものが壊れる音と、息子らしき人物が大声を上げてわめいている声がはっきりと聞こえてきました。

 

 

 

 

わたしは「とにかく、今は家の外に避難してください。そして外に出てすこし落ち着いてからまたこちらに連絡してください」と言いました。

 

 

 

 

母親は「息子を置き去りにしていいのですか?外に出て暴れたりしないですか」と不安そうにしていましたが、「大丈夫です。とにかく一緒にいたら危険ですから避難してください」と指示をしました。

 

 

 

 

数十分後に再び電話がありましたが、母親は興奮状態で何を言っているのかよくわかりませんでした。

 

 

 

 

しかし、次第に落ち着いてきたので、とにかく経緯と子どもの状態を話してもらいました。

 

 

 

 

子どもは高校1年生で、ここ3ヶ月くらい不登校が続いていて普段はほとんど家にいます。

 

 

 

 

不登校の原因は、親の見解からするとクラスからのいじめのようで、それを親が学校側に話に行ったら、ますますいじめがエスカレートしていき、今までなんとか耐えてきましたがついに不登校という状態になってしまいました。

 

 

 

 

そして人間不信に陥り、母親には「こうなったのはお前らのせいだ」と常に言っていたといいます。

 

 

 

 

はじめは言葉の暴力から入って、母親は「これで息子が立ち直ってくれるならいくらでも聞いてあげる覚悟をしていました」。

 

 

 

 

しかし、それが甘く、ついに物に当たり、最終的には暴力に出たのです。この暴力も日を増すごとにエスカレートしていったようです。

 

 

 

 

この暴れた経緯は母親が息子の長引く不登校の状態に痺れを切らしかけ、この一言の言葉から始まりました。

 

 

 

 

「そろそろ学校に行きなさい。もう大丈夫でしょう」。ここから口論が始まり、母親も我慢に我慢を重ねていましたが、息子に言いたいことを言ったことが原因でもあるのです。

 

 

 

 

この言葉に息子も逆上して、今までにないほどに暴れたようです。この親子のように、親が子どもに学校や会社に行くように話すと、子どもが逆上して親に暴力を振るうケースはよくあります。

 



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