ひきこもり・ニート・不登校の子どもの心のバランス
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ひきこもり・ニート・不登校の子どもの心のバランス

2015年11月13日(金)11:21 午後

時代の変化とともに社会生活も昔とは大きく変わってきています。昔、わたしが「ボタンひとつで何でもできる時代が来る」といったときは「何をばかなことを言っているんだ」と言って笑われたものでしたが、現在ではそれと大差ないことができるまで世の中は便利になり、正直ボタンひとつで何でもできると表現しても誰も異議を唱えないほどまでになりました。

 

 

 

 

わたしは預言者でもなんでもありませんが、これから世の中がどうなっていくかということはなんとなくわかります。

 

 

 

 

それは子どもの世界を常に見ていて、そういう意味では最先端のことをしているからです。

 

 

 

 

子どもは大きくなって世の中に出て行くわけですから、今の子どもたちの考え方を知ることで、将来どうなるかということがわかるというのが種明かしです。

 

 

 

 

もっと便利なもの、もっと生活が楽になるものと人間は考え、科学の進歩によって望むことを実現してきたわけですが、豊かになり、また楽になり、便利になったことによって人間の「心」というものが忘れ去られてきてしまっているようにわたしは感じます。

 

 

 

 

「心」を失ってしまった人間が増えてしまったものですから、犯罪にしても常識では考えられないようなことを、しかも少年があっさりと犯すようなことが増えてしまっています。

 

 

 

 

能力偏重という教育の弊害によって、勉強はできるけれどもあいさつはできないという本来考えられないような子どもを作り上げてしまっています。

 

 

 

 

それでもなお、能力を重視した教育、社会を作り上げようとみんなが躍起になっています。

 

 

 

 

しかし、もういい加減に気づかなければなりません。家庭を見ていても、「勉強しなさい、勉強しなさい」で、下手をすると勉強さえしていれば何も問題はないと考えているような親もいて、もちろんそんな子どもはあいさつもろくにできませんし、感謝、感激、反省、そんな言葉に当てはまるような点は一つも見当たりません。

 

 

 

 

そんな子どもは結果的に社会で通用しませんし、自分の欠点もわかりません。そうなると、自然とひきこもりになったり、ニートになったりします。これは至極当然の結果なのです。

 

 

 

 

わたしは物事には必ず右があれば左があるということを子どもたちに教えています。

 

 

 

 

物事にはバランスというものがあり、バランスは左右なければとれません。人間にしても同じことです。

 

 

 

 

常に泣いている人などいないし、常に笑っている人もいません。泣いたり笑ったりするから人間なのです。

 

 

 

 

たとえば、おなかが減ったなと思って食事をします。お風呂に入りたいなと思ってお風呂に入ります。

 

 

 

 

本当にくだらないことですが、もしおなかがへったなと思って、急にお風呂に入ったり、お風呂に入りたいなと思って急に食事をしだしたらどうでしょうか?

 

 

 

 

ほとんどの人はおかしいなと思うはずです。考えたことと行動がまったく伴っていません。

 

 

 

 

これはもう病気の世界で、考えていることと行動は伴ってくるのが普通です。こういうバランスがとれない状態は病気なのです。

 

 

 

 

これと同じことで、勉強はできるけど、挨拶はできないということはバランスが取れていないということで、それは極端な話病気なのです。

 

 

 

 

わたしがひきこもり自立支援センターで見ていると今、こういう子どもが多く感じます。

 

 

 

 

子どもだけでなく、大人にもたくさんいます。勉強にしてもスポーツにしても能力はあるのですが、「心」がまったく伴っていないのです。

 

 

 

 

わたしの言う「心」とはとても意味が深く、人間の感情だけではなく、日常生活そのもの自体も含めて「心」とよんでいます。

 

 

 

 

言い換えれば、勉強やスポーツを難しいものと考えれば、「心」というのは簡単なことにあたります。

 

 

 

 

日常生活で歯を磨いたり、お風呂に入ったり、片づけをしたり、あいさつをしたり、というのは普通に考えれば簡単なことで「心」の部類に入ります。

 

 

 

 

人が困っていたら「かわいそうだな」「心配だな」「親切にしてあげよう」と自然と思うのが人間であり、人に会えばあいさつするのは当たりまえのことです。

 

 

 

 

そういった人間としての「心」を持っている人間は日常生活でもしっかりとできます。

 

 

 

 

日常生活がしっかりできる人間は「心」もしっかりしています。そういう意味で、わたしは「心」に「日常生活」を含めて、簡単なものと表現しているのです。

 

 

 

 

しかし、この「心」というものを失ってしまったのか、もともとないのかわかりませんが、そういう子どもたちにとってはとても難しく感じられるもののようです。

 

 

 

 

ある子どもを見ていますと、数学の応用問題を解くよりもあいさつするほうが難しいのではないかと感じてしまう子どもさえいます。

 

 

 

 

このような子どもが大人になったときに苦労するのは目に見えています。社会生活でみんな何に悩み、苦労するかといえば、一番の悩みは人間関係です。

 

 

 

 

その人間関係を円滑にしていくために一番大切なのは「心」であるからです。

 

 

 



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