脳の機能不全と引きこもり・ニート・不登校の子ども
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脳の機能不全と引きこもり・ニート・不登校の子ども

2015年11月06日(金)10:39 PM

脳の機能不全による障害といっても、どんな障害なのかピンとくる人は少ないでしょう。

 

 

 

 

発達障害の子どもの脳のなかでは、どんなことが起こっているのかを説明する前に、脳の機能について、簡単に説明しておきましょう。

 

 

 

 

脳の働きは、スーパーコンピューターの入力ー検索ー出力にたとえられます。たとえば、わたしたちのまわりにはさまざまな情報がありますが、その中からある情報を選んで入力すると、脳はこれまで蓄積された情報を検索しながら、その情報にはどんな意味があるのかを判断し、反応(行動)を出力します。

 

 

 

 

そして、その反応(行動)が状況にふさわしいかどうかを点検し、微妙に修正しながら、反応(行動)を出力し続けるのです。

 

 

 

 

このしくみを脳の情報処理機構といいます。つまり、人が行動するときには、どの情報を選択するか、その情報に対してどんな意味づけができるか、その状況にあった行動はどのようなものか、という判断を瞬時におこない、その人らしい行動をさせているのです。

 

 

 

 

これは「脳の実行機能」といわれ、最近、注目されている概念です。ところが、自閉症やアスペルガー症候群、AD/HDの子どもたちは、この実行機能に障害があると考えられています。

 

 

 

 

実行機能が障害されると、状況にあった行動や、結果の推測ができなくなります。

 

 

 

 

ほかの子どもにのせられて、危ないことをたらされてしまったり、事故にあうことが多いのは、行動に移す前に、その行動によってどんな結果が引き起こされるかを考えることができないからです。

 

 

 

授業中に突然大声を出したり、ほかの人やものに勝手に触ってしまうことがあるのは、すべての感情を人前にあらわしてしまい、抑制することができないためです。

 

 

 

 

また、わたしたちが日常的な行動をあらためて意識しなくても普通にできるのは、脳のワーキングメモリーといわれる記憶の機能が働いているからです。

 

 

 

 

しかし、発達障害の子どもは、このワーキングメモリーがうまく働かないため、正しい順序でものごとをおこなうことが苦手になってしまいます。

 

 

 

 

実行機能障害は、AD/HDでは、大人になって脳が成熟してくると、ほとんどの人が改善していきます。

 

 

 

 

大人になってもつづいている場合はアダルトAD/HDといいますが、大人の全体の5パーセントの人が該当するといわれています。

 

 

 

 

80人いれば4人ですから、非常に多くいることになります。一方、自閉症やアスペルガー症候群は、大人になってもさほどかわらず、障害は一生続くと考えられています。

 

 

 

 

ですから、実行機能の障害をどのようなトレーニングで改善していくのかが重要な課題のひとつになってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 



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