ひきこもりと親の腹の探りあい
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ひきこもりと親の腹の探りあい

2015年08月16日(日)11:36 PM

子どもがひきこもり状態の場合、親子間であっても「腹の探りあい」が生じます。

 

 

 

 

ひきこもっている本人は、しばしば強い自責の念を持っています。自分というのは、どうしようもない穀つぶしで、生きる価値がない人間だ、くらいのことは考えています。

 

 

 

 

そして、この感情を親に投影するのです。つまり、こんな自分を親は憎んでいる。

 

 

 

 

早く追い出したいと思っている。じゃあいつ追い出されるんだろうかというようなことをずっと考えています。

 

 

 

 

しかし、親にはわが子がそんなことを考えているとはなかなか気づかれにくいものです。

 

 

 

 

なぜ気づかれないのか。ひとつには、そんなことを親としては思いもしなかった、ということもあります。

 

 

 

 

本人も親の前ではけっこう強がって見せるので、そういう恐怖感はまったくみえてきません。

 

 

 

 

だからこそ、こういうことがありえるという可能性は、普段から考えておく価値があるでしょう。

 

 

 

 

それでは親は本人に対して何を投影しているのでしょうか。親がしばしば思うのは、本人がこのままずっと怠けて、親のすねをかじって暮らしていくつもりであるに違いない、ということです。

 

 

 

 

そこで投影されているのは、親の怒りです。

 

 

 

 

親の怒りを本人に投影すると、本人が親に対して腹を立てており、親をとことん困らせるために働こうとしない、といった勘繰りが生じます。

 

 

 

 

もちろんこれも思い込みです。親の不安が強い場合ほど、この状態がずっと続くのではないかという恐怖感、本人が確信犯的にひきこもっているのではないかという恐怖感、そういう思い込みがたいへん強くなります。

 

 

 

 

しかしこれは、ごく典型的な誤解のパターンなのです。

 

 

 

 

要するに、子どもがひきこもっている家庭では、いずれ追い出されるとおびえる本人と、ずっとすねをかじられるとおびえる親という組み合わせが、一番ありふれたパターンなのだ、ということです。



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