引きこもり・ニート・スネップと他人からの容認
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引きこもり・ニート・スネップと他人からの容認

2015年08月15日(土)9:26 AM

精神科医で精神分析学者であるコフートによれば、もっとも望ましい発達は、青年期や成人期を通じて支持的な対象が持続することです。

 

 

 

 

特に、青年期において、自分を無条件で支持してくれる人が一人でもいるということが重要とされています。

 

 

 

 

これは家族でも恩師でも親友でもいいわけですが、そういう存在があるかないかで、人間に対する信頼度がまったく違ってくるのです。

 

 

 

 

残念ながら、引きこもっている人たちの多くは、思春期か青年期のおいてこういう重要な対象との関係が途絶えてしまっていることがたいへん多いのです。

 

 

 

 

ひきこもっている人のほとんどがそういう状況にあると考えられます。

 

 

 

 

その状況が自己愛の発達を阻害したり、社会参加への一歩をためらわせているのではないでしょうか。

 

 

 

 

しかし、だからといって、やみくもにいろんな人と関係を持つことに意味があるというわけではありません。

 

 

 

 

むやみに社交的であれというわけでもありません。大事なことは、少しでもいいから自分を肯定してくれ、信頼を裏切らないような対象との関係をもてるかどうかということです。

 

 

 

 

このような関係を、むしろ家族には難しいでしょう。むしろある程度、距離のある関係の方が望ましいと思います。

 

 

 

 

たとえば、昔の恩師であるとか、あるいはひきこもりに理解のあるおじさんであるとか、あるいは親の知人であるとか、そういう「斜めの関係」の人のほうが、そういう安定した関係を作りやすいかもしれません。

 

 

 

 

もしそういう人が一人でもかかわっていれば、それはひきこもりの人にとっては、大きな救いになると思います。

 

 

 

 

たまにしか会わないけれども、会えばいろいろな話は聞いてくれるし、自分のことを一切責めないような、そんな立場の人がそばにいてくれたらと思うことはよくありますね。

 

 

 

 

できれば、きょうだいとか親戚の方には、そういう存在であってほしいというのがわたしの願いです。

 

 

 

 

極論すれば、ごくたまに手紙やメールのやりとりをするだけでも、一生涯を通じての支持的対象としてかかわることは、十分にできると思うのです。

 

 

 

 

わたしはたとえば、学校の先生などにそういうことを期待してしまいます。

 

 

 

 

担任していて、ちょっと心配だなと思う生徒がもしいたら、そういう子には卒業してからも、年賀状だけでも出し続けていただけたらなとおもうのです。

 

 

 

 

ときにはそれが、本人と社会をつなぐ唯一の回路となって、いつか再び社会に足を踏み出していくきっかけになるかもしれません。

 

 

 

 

 



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