労働力不足とひきこもり・ニート
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労働力不足とひきこもり・ニート

2015年07月08日(水)8:13 午後

 

働かない子に「働け」と迫る時代はすでに終わりを迎えつつあります。「働かない子をどうするか」という問題ではなくなってきたのです。

 

 

 

 

その背景にあるのは、少子高齢化と生産人口減による経済の縮小と人手不足です。

 

 

 

 

これからはひきこもりやニートのお子さんたちに「助けてもらう時代」です。

 

 

 

 

「助けてやる」のではなく、「助けて」とお願いする時代なのです。

 

 

 

 

団塊の世代が65歳に達し、大量退職の時代を迎えたことは、すでによくご存知のはずです。

 

 

 

 

首都圏では職種や雇用形態などを選ばなければ、すでに仕事を見つけやすい状況になってきました。

 

 

 

 

それは関東自立就労支援センターの活動を通じて実感しています。

 

 

 

 

経歴や面接での印象などにより以前なら確実に不採用になっていたであろう若者たちも、最近では次々に採用されるようになってきています。

 

 

 

 

 

 

 企業が何とか頭数をそろえようとして、いろんな欠点を抱える若者たちも就労できるようになってきました。

 

 

 

 

そういう意味では引きこもりやニート・スネップの人たちにとっては今がチャンスの時代なのです。

 

 

 

 

近年の日本では、毎年生まれてくる子どもの数は100万人程度です。

 

 

 

 

団塊ジュニア世代と比べたら、半分にしかなりません。

 

 

 

 

この子たちが成長すれば、社会から「金の卵」と言われることは確かですし、求人難の時代へと移りつつある今の若者たちも、これからは「金の卵」、貴重な人的資源といえる存在となっています。

 

 

 

 

ですから「働いて自立するように」と言い渡すのではなく、人手がないから、社会の支えて手が不足しているから「働いて助けて」といわざるを得ない時代ということです。

 

 

 

 

日本の労働事情の変化は、元ひきこもりの若者が働き始めた職場での昇進という形でもあらわれています。

 

 

 

 

団塊の世代の管理職がごそっと抜けた後、「どういうわけか、責任者にされてしまいました」などと戸惑っている卒業生が多いのです。

 

 

 

 

競争意識、上昇志向の強い20世紀的な管理職と、そんな意識もなくのんびりと構えた若者たちでは、21世紀の職場のあり方も大きくかわるでしょう。

 

 

 

 

彼らのような管理職が増えれば、日本人全般の働き方にも変化が見られると思います。

 

 

 

 

今まで職に就かず、家を出なかったひきこもりやニートのお子さんたちは、人手不足の日本のこれからを救う貴重な人的資源です。

 

 

 

 

今までは彼らをどのように支援して社会復帰させるかをいろんな方や支援団体が考えていましたが、日本の実情からはもはや「彼らに助けてもらう」時代を迎えています。

 

 

 

 

このあたりでわれわれの世代も考え方を根本的に転換しないと、21世紀を先に進むことは叶いません。

 

 

 

 

目の前にあるのは、ひきこもりやニートの経済的な自立の問題でも、若者救済の問題でもない・・・。

 

 

 

 

少し大げさな言い方をすれば、これからの日本において、どう豊かに生きていくのか、人間の幸せとは何かという21世紀の哲学の問題です。

 

 

 

 

ひきこもりやニートのお子さんたちが外に出て行けば、新しい社会を築いていってくれるでしょう。

 

 

 

 

 

 

それはみんなが少しずつ貧しくなる社会かもしれませんが、彼らはそんな生活を楽しみながら、21世紀の新しい日本を静かに作っていくのではないかと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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