社会的引きこもり
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社会的引きこもり

2014年02月16日(日)6:27 PM

社会的引きこもり

 

 

 

「社会的引きこもり」という名称を課すことによって、「病気による引きこもり」とは違う対象が存在することについては、広く認識されるようになってきたことは明確な事実です。

 

 

 

 

 

しかし、その実態はなかなか見えてきません。「自立心が弱い」「甘やかされて育ったため、いつまでも親のすねかじりから離れられない」「経済的な豊かさがあるから存在し得るあだ花のようなもの」といったように、ともすると「引きこもり」に対する目は厳しいです。

 

 

 

 

 

その結果、「甘やかす親」や、「厳しさを示さない教育に問題がある」といった責任追及もおこなわれがちです。その指摘に該当する事例が皆無であるとは思いません。

 

 

 

 

 

しかし、これまでの調査で浮かびあがってきた「引きこもり」の多くは、もっと複雑な心理状態と、背景を抱えているというものでした。

 

 

 

 

 

その多くは、心理的なひずみを抱えているということができます。こういうとすぐにそれを「パーソナリティ障害」と診断される一群と重ねるむきもありますが、医学的な診断基準に示されているそれとは異なる存在としてとらえる必要があります。心理的発達障害と言うべきなのかもしれません。

 

 

 

 

 

しかし、これもまた、誤解を生む可能性があります。近年、発達障害というと、脳の機能に障害があると推測される対象を指し、医学的な視点から解明や対策が講じられています。

 

 

 

 

 

学校においても特別支援教育の対象として、かなりの対処策が講じられるようになってきています。この「発達障害」と、「引きこもり」の背景に見られる「心理的発達障害」とは違う存在として認識しておくことが必要です。

 

 

 

 

 

人として育っていく過程において獲得されるはずの感覚や、意識が十分に育てられていません。

 

 

 

 

 

しかし、知的な能力や判断力はそれなりに育っており、ある枠組みが定められた環境では、特に問題が露呈することはありません。

 

 

 

 

 

露呈するのは、自分の力で、社会的営みを遂行しなければならないという場面に直面したときです。彼らの多くは、愚直なまでのきまじめさ(融通のきかなさ)をもち、他者と争うことは好まず、その一方では、自分の考えや価値観にかたくなまでのこだわりを示そうとします。

 

 

 

 

 

そうした傾向は、脳機能障害ではないかと目される発達障害とも重なるものではありますが、全体像としては、障害としての認識は持たれにくく、偏屈的な存在として認識されやすいです。

 

 

 

 

 

教師からすると、放っておいてもそれほど指導上困る存在としては認識されていない可能性があります。

 

 

 

 

 

情動統制がとりにくい、パーソナリテイ障害とも違います。じっとしている限り、とりたてて問題とも見なされない生活を営んでいるタイプです。

 

 

 

 

 

「引きこもり」に対する親和性の高い人物像を描くとそのような像が見えてきます。

 

 

 

 

彼らは、特に問題状況に直面しない限りは学校に通い、そこそこの成績も取ることができています。

 

 

 

 

 

偏屈さが受け入れられずに、いじめのような場面に直面し、不登校になる人もいますが、多くはそのまま学校を終えて、次のステップに足を踏み出していくものと思われます。



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