ひきこもり
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ひきこもり

2014年02月16日(日)4:54 AM

a1180_011746「ひきこもり」

 

 

「ひきこもり」は精神病理的概念に基づくものではなく、精神医学的診断に馴染むものではありません。

 

 

 

 

 

「ひきこもり」それ自体は日本に特有なものではなく、オーストラリアにおいては、「日々の普通の個人間のふれあいに参加することに全く気が進まず、安心できる場所に退避する状態」と定義されているほどであり、BBCが日本のひきこもりについての番組を放映した後に、視聴者から同じような経験をもったことがあるという当事者や家族からのコメントがあったとされています。

 

 

 

 

 

そのほか近隣の韓国や台湾あるいは香港や中国にも同様な現象が見られるという報告もあり、米国や英国、先述したオーストラリアあるいはイタリアにもひきこもりが見られているという報告があります。

 

 

 

 

これらの国々の多くは先進国と言われる地域でありますが、今後は発展途上国にも広がるおそれは十分に考えられます。

 

 

 

 

 

日本では国立精神・神経センター精神保健研究所が全国調査を行いましたが、そのときに「ひきこもり」を「さまざまな要因によって社会的な参加の場面が狭まり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態」と定義しました。

 

 

 

 

 

この調査の結果をふまえて「ひきこもり対応ガイドライン」が編纂され、公表されています。この「ひきこもり」という用語が一般化したのは平成に入ってからであり、使われ出してからほぼ20年が経過しました。

 

 

 

 

すでに述べたように、「ひきこもり」は精神医学的診断ではありませんが、他者や社会との関係をうまく構築できないために現実から引き下がる状態であり、これについては精神分析学が自己防衛機制としての「逃避機制」として明らかにしています。

 

 

 

 

さらに逃避機制には「現実逃避」や「非現実逃避」あるいは「疾病逃避」があることを指摘しましたが、こうした明快な逃避ではなく、「現実から引き下がる」形で「ひきこもる」逃避機制があることがしだいにあきらかになったといえます。

 

 

 

 

この「引き下がる」行動を適応的であるか否かという視点出見ると、自我の崩壊を防ぐ意味では適応的行動であり現実社会と離れているという意味では不適応的行動と言えます。

 

 

 

 

やはり先に挙げた疾患に伴う「ひきこもり」のほかに、家族関係のもつれから「ひきこもり」状態になるものもあります。

 

 

 

 

家族からの強い過干渉によって自己肯定感をもてないまま成長し、他者との関係構築が不得手となった人たちに「自閉」という精神病理を見いだすことは非常に困難です。



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