引きこもり・不登校が職場不適応を起こす原因(2)
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引きこもり・不登校が職場不適応を起こす原因(2)

2014年02月12日(水)3:55 PM

a1180_011457引きこもり・不登校が職場不適応を起こす原因(2)

 

 

(3)  身体的な職場不適応

 

 

第三に職場不適応と言った場合、世間一般には、何らかの意味での心理的・精神的な不適応のみに着目する傾向

 

 

があります。しかし、職場不適応といったことを少し広げて考えた場合には、さらに多くの側面から職場不適応

 

 

の問題を捉えることができます。特に、これまでの調査から、その後のニート状態に結びつきやすい職場不適応

 

 

の形の一つとして、身体的な面の職場不適応ともいえるものがあります。これは、本人の身体能力・運動能力・

 

 

体力と仕事をこなす上で求められる労働負荷が合致しておらず、結果的に体をこわすといった形で職場不適応が

 

 

表面化する場合です。過去に正社員経験のあるニートの一定割合の若者が過去に体をこわした経験があるという

 

 

ことは、よく知られています。きつい労働負荷によって、腰を悪くする、骨折をする、けがをするといったこと

 

 

の他に、抑うつなどの精神面での不調を抱えたり、軽い精神病を患ったりするなどの心身面の不調をきっかけ

 

 

に、職場から離脱する若者は一定数存在します。そのうちのさらに何割かが長期の療養を余儀なくされる場合が

 

 

ある。一般に、長期の療養による長期の休業・休養は、就労に対する意欲を減退させてしまいやすく、結果的に

 

 

学校にも通わず就労もせず訓練も受けないニート状態の若者になるというパターンがあると想定されています。

 

 

こうした身体的な面での職場不適応についても、考えなければなりません。

 

 

(4)  学校卒業時の就職活動に対する不適応について

 

 

ここまで述べてきた就職後の不適応の前段階で、そもそも学校卒業時の就職活動において不適応を生じる場合も

 

 

多いことも強調しなければなりません。たとえば、高校の就職活動、大学の就職活動それぞれ企業の採用活動に

 

 

応じた一定のスケジュールがあります。このスケジュールにノル形で、就職予定日のかなり前に時点から、就職

 

 

活動をはじめなければなりません。特に大学において、この就職活動のプロセスそのものが、企業の求めに応じ

 

 

て、エントリーシートを記入したり、説明会やセミナーに出席したり、筆記試験や面接試験を受けるなどのよう

 

 

に企業の採用活動のプロセスそのものと重なっています。すなわち、若者は、就職後の職場に適応する以前に、

 

 

まず、企業によって示された就職前の採用プロセスに適応的である必要があります。この就職前の採用プロセス

 

 

に適応できない場合、すんなり就職活動を行わないか、または行っても就職活動を通じて上首尾に内定を取得で

 

 

きない場合、いわゆる「無業者」として学校を卒業することになります。この若年無業者も、その後の引きこも

 

 

りの遠因になる可能性は考えておかなければなりません。



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