引きこもり・ニートの就労前教育(2)
ホーム > 引きこもり・ニートの就労前教育(2)

引きこもり・ニートの就労前教育(2)

2014年02月12日(水)1:44 AM

a1810_000007引きこもり・ニートの就労前教育(2)

 

 

第二に、異年齢集団との交流不足の問題があります。ニートを調査対象者に含むこれまでの調査結果のいくつか

 

 

は、ニートの若者が異年齢とのコミュニケーションに特に苦手意識を抱えやすく、その遠因としてそもそも学校

 

 

時代から、異なる年齢層との交流が十分でない可能性があることを明らかにしてきました。たとえば、練馬区

 

 

「わかものスタート支援事業検討有識者会議」の調査では、ニートの若者が、正社員・非正社員・失業者・主婦

 

 

などの同年代の若者と比べて統計的に有意に苦手意識を抱える人間関係とは、「上司から信頼されること」であ

 

 

った(正社員4.5%、非正社員6.7%、失業者2.4%、主婦2.9%、ニート22.2%)。また、上述

 

 

の雇用開発センターの調査では、正社員に比べてニートは、学校においてはもっとも身近な異年齢の存在である

 

 

教員との折り合いも悪いことがうかがえる結果が得られていました。(「好きな先生がいなかった」正社員

 

 

35.6%、フリーター39.1%、ニート60.6%)。また、学校において異年齢間の交流を経験する機会

 

 

がもっとも多いと考えられる部活動もニートはあまり経験していない(「部活動をしていなかった」正社員

 

 

15.0%、フリーター27.4%、ニート54.5%)。これらの結果が問題となる社会背景として、少子化

 

 

の進行に伴って、兄弟姉妹を持つ若者が少なくなり、それに伴って学校や近所で子どもの間でも異年齢集団で交

 

 

流する機会が少なくなっているという実態が影響しているものと推測されます。その結果、若者によっては、学

 

 

校卒業までに、自分と異なる年齢の子どもとほとんど交流することもなく、就労に至る者もたくさんいると推測

 

 

されます。職場においては、10歳から20歳以上も年の離れた大人とコミュニケーションをとる必要が生じます。

 

 

しかし、異年齢集団との交流を十分に経験していない若者の中には、どのようにコミュニケーションを取って良

 

 

いのかわからず、結果的に、職場における人間関係に苦手意識を感じ、ニートまたは引きこもりへと至る者もい

 

 

ると考えられます。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援