引きこもりの過去、現在、未来をつなげる
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引きこもりの過去、現在、未来をつなげる

2014年02月10日(月)10:54 午後

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引きこもりの渦中にある間は、過去に縛られ、過去を引きずり、そこから脱却できずにいることが、引きこもりに共通して見られる特徴です。将来への希望や目標を持ち始めても、過去に引き戻されることで、なかなか前に進むことができません。一方、不登校から抜けだし、学校という場に居場所を得た人たちからよく聞くのは、「不登校だった過去を後悔していない」「あのときの自分がいたから、今の自分がある」という言葉です。今現在のあり方が、過去に対する見方まで変えるという事実を示唆しています。

そしてこのことは、データからもうかがえます。中学三年生で不登校だった生徒を対象に5年後に追跡調査を行った現代教育研究所の結果を見てみましょう。「不登校したことが現在にマイナスの影響を与えているかどうか」に対する回答としては、「マイナスではない」と現在を肯定する回答が4割(530人、40.2%)ともっとも多かったのですが、「どちらとも言えない」と保留する意見も4割近かったのです(468人、35.5%)。また「マイナスに影響している」と否定的な回答は24.2%(319人)となり、4人に1人は、不登校を「負の経験」ととらえています。

他方、現在の状況について、「望み通りの仕事や学校に出会った」という質問に対して、その回答は「はい(673人)」「いいえ(644人)」に二分されます。

これらの結果からも示唆されるように、過去がどうであれ、現在において学校や仕事につながりそこで自分の居場所が実感できている場合は、その過去を乗り越えることができると言えます。不登校の子どもにとっても、社会との絆を新たに結び直すことは大切です。そしてこの社会との絆は、学校から職場に、そして社会へと「連鎖的循環(どこかに所属するという直前の状況が、次の状況に連鎖的に関連していく傾向)」を描くことも確認されています。

さらに、今への意識が変わることで、将来への見通しが広がるだけではなく、過去に対する意味づけの仕方も変化します。不登校を乗り越えるプロセスにおいては、過去から現在、そして未来へとつなげる作業も重要な要素になると言えます。



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