不登校と引きこもりとの関連性について(2)
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不登校と引きこもりとの関連性について(2)

2014年02月10日(月)4:52 PM

a0002_011817不登校と引きこもりの関連性について(2)

 

 

不登校の長期的な追跡調査については精神医学における予後調査があります。これら医療現場における追跡研究をレビューした斉藤環(精神科医)は、不登校の予後について「数年以上の長い経過で見ると不登校の子どもの70%~80%は、社会的に良好な適応を示すようになるが、20~30%ほどは社会的適応の難しい不安定な状態にとどまるものがある」という大まかな見込みを示しています。これら医療現場からの報告に対して、学校への進学や適応に焦点づけておこなった研究も、わずかながらあります。それらは、適応指導教室通室者を代表とするように、特定の機関への通室者を対象とした追跡調査が主なものです。

また、大規模な全国調査としては、中学3年で不登校だった人を対象に実施した現代教育研究所我利ます。これによると、中学校卒業時点で進学したのは全体の65.3%でした。もちろん、不登校のために成績が十分でなく第一希望に進学できるものばかりではありませんが、7割近い生徒は進学していきます。ところが、進学先を無事卒業・終了した者は進学者のうち58.1%で、中退経験者が4割近くに達することがわかります。また、中学卒業後の進路先について「希望通りだった」と評価する者は37.4%で、何らかの形で「希望通りではなかった」とする者は56.5%を占めました。このように、不登校経験者の進学への道は決して閉ざされてはおらず、不登校経験者がそのまま引きこもりの状態に直結するわけではないことがわかります。(つづく)



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