不登校経験者への聞き取り調査
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不登校経験者への聞き取り調査

2014年02月09日(日)5:52 PM

a0027_002853不登校経験者への聞き取り調査

 

 

不登校を経験し、現在は共同生活寮から都内の専門学校に通っている人に対して、聞き取り調査を行いました。所要期間はそれぞれ30分から1時間です。

Dさん:男性、20歳。中学2年10月から中学校卒業まで不登校を経験。学校を休んでいる間は、学校のスクールカウンセラーに紹介されたフリースクールに通っていて、中断したことはない。

 

Eさん:女性、19歳。中学1年9月から中学校卒業まで不登校を経験。学校を休んでいる間は、適応指導教室やフリースクールに通っていた。サポートが中断しそうになったことはあるが、適応指導教室に通えなくなったあとはフリースクールへ通うことになり、サポートが継続した。

 

Fさん:男性、19歳。中学2年9月から中学校卒業まで不登校を経験。学校を休んでいる間は病院へ通院(薬物療法・カウンセリング)をしていた。中学校は1日も行けなかったが、親が一緒に探してくれた専門学校を受験した。

 

 

不登校を振り返り、良かったと思うこととして3人が共通して挙げたのは、大きくは以下の2点でした。「」内は、3人の不登校経験者が語ってくれた言葉である。

 

(1) 親が変わったこと:「休む前は勉強や生活について口うるさかったのが、自分の話を聞いてくれるようになったり、休むことについても責めなくなった」「休んだばかりの頃は泣いたりしていたのが、親もあわてない感じになった」

 

 

(2)フリースクールで信頼できる先生に会えたこと:「自分のことを認めてくれて、励ましてくれた。フリースクールに通うことが楽しくなって、がんばりたいという気持ちになった」「進路について悩んだときに、相談にのってくれた」「フリースクールに通っていた他の友達とかんかしたときにフリースクールをやめそうになったが、また声をかけてくれて友達とのことも一緒に考えてくれた。不登校になったきっかけも友達とうまくいかなかったことだったので、友達と仲直りできたことが自信になった」

 

 

以上のように、身近で接してくれる保護者自身が安定することが、不登校の状態にある子どもには間接的な効果をもたらすという経過が3人に共通して見いだされた。つまり、保護者自身に「学校に行かねばならない」という呪縛が強い間は子どもに不安や緊張をぶつけてしまうことが多いが、保護者自身が相談相手を確保し緊張をほぐす場に出会うことで、子どもに対する対応が和らぎ、それが子どもの心の安定につながる(「安心して休むことができる」Eさんの言葉)という効果が読み取れる。

そういう「内なる環境の安定」とともに必要なのが、社会との接点となる「居場所」との出会いである。上記の3人については、フリースクールでの先生との出会いや友達との関わりが、人間への信頼感を回復する手だてとなり、さまざまな人の支援により次のステージ(専門学校への進学)につながったことがわかる。



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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
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