引きこもり当事者への精神的な自立支援
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引きこもり当事者への精神的な自立支援

2014年02月06日(木)2:14 AM

a0960_003944引きこもり当事者への精神的な自立支援

 

 

引きこもりの当事者は、自己肯定感が低いので、自分を受け止めることができず、しかし、反面で他罰的な側面ももっていることがあり、「こうなったのは誰々のせい」的な発想もどこかに持っています。また、自分の感情を大切にしようとしないところもあります。それは、別の視点からすれば、引きこもり当事者の家族の精神状態でもあります。ですから、相談者自身の精神的な自立の支援が最初のステップです。相談者が長期間にわたって引きこもり当事者へ使ってきた時間・精神的な苦痛・社会との関係性の苦しさを支援者が承認をします。これから長寿の時代に向かい、まだまだ自分の人生の時間を大切にできるということを認識してもらいます。子どもの人生の中で生きてきた自分の親人生を卒業することを自分自身で許すことを自分が承認するという支援をします。そして、引きこもりの当事者へは、「普通」「一般的に」「社会的な」という縛りを持つ必要がないことを伝えます。あなたの人生は、あなたのものであり、遅いも速いも、良いも悪いもない。今の状況を変えたいという手段の1つに「働く」を選択肢にしたのならば、是非その支援は第三者介入であればあるほど、精神的に楽であるということを伝えます。

次に、具体的には日常生活で言葉がけとして、3つのことができるようにし向けます。

1)自分で考える

2)自分で感じる

3)自分で決断する

これは想像以上に簡単であることを伝えます。たとえば、一緒にテレビを見ているときに「今のニュースを聞いて、あなたはどんなふうに考えた?」と尋ねます。すてきな話を聞いて、「あなたはどんなふうに感じた?」と聞いてみます。単純にYES・NOであわるような会話から自分の感情・思考へ回路を回さないと答えられないように仕向けるのです。家族での会話が豊かな感情から発生すると、自己肯定感や他者への信頼感は生まれてきます。また、社会とのつながりで自分の言葉を少しでも持つトレーニングは大切ですから、家族があらかじめ答えを待つのではなく、当事者からの答えを待つという姿勢を根気よく持つことを説明します。さらに、自分で決めるという場面をたくさん作ることが大事であり、当事者支援の場面では「なんでもいい」という選択肢はないと伝えます。「自分で探す」「自分で決める」ということが最大の自立であることも伝えます。ここで大切なことは、「決めなさい」ではなく、もう「決めることができる」ということの場面作りです。この「自分で決める」ことができるという承認は、精神的な自立を支える大切なキーワードです。その理由として、今働きたいという気持ちを持っていることが自分の意思であるから、意思を持つことは自分なのだと言うことを説明します。



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理事長:
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理事:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
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メール
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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援