数字で見る不登校・引きこもり
ホーム > 数字で見る不登校・引きこもり

数字で見る不登校・引きこもり

2014年02月04日(火)10:21 PM

a1380_001478数字で見る不登校・引きこもり

 

 

 

 

文部科学省では不登校を「病気などの理由がなく学校嫌いで年間30日以上欠席した者」と定義しています。文部科学省学校基本調査(2006年度)によると、不登校になっている児童・生徒は、小学生2万3824人、中学生は過去最高の10万2940人にものぼり、非常に高い水準になっています。引きこもりも同様に、精神科医・斉藤環さんによって「20代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅に引きこもって社会参加しない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」と定義された「社会的引きこもり」に該当する人は、全国で120万人(2004年調査)と推計されています。

 

 

不登校・引きこもりの臨床精神医学的診断

 

 

 

 

不登校は年齢や症状によっていくつかの分類をすることができます。低年齢の子どもが陥りやすいのが、親や家庭から離れて社会に参加することへの不安を持つ「分離不安型」。この症状を改善するには、安心させてあげることが一番大切です。スキンシップをとりゆっくりと語りかけることで少しずつ不安を取り除き、学校や幼稚園に行くための後押しをしてあげる必要があります。次に挙げられるのは、いじめや学校、対人関係のストレスを回避しようとする「回避型」。このタイプは年代を問わず、学業や就業、対人関係から受けるストレスを回避しようとすることで発症します。学校でまじめすぎるほどまじめに振る舞いがんばり続けることでチックや解離性障害などの身体的異常や精神的な症状がでてくるのが「心身症・神経症型」。こちらはよい子でありたいという自己の要求水準が高すぎることが発症の背景になります。従来、不登校のタイプを大まかに分けるとこの3つのタイプに分かれますが、ほかにも、退学(サボタージュ)や、うつや統合失調症などの精神疾患による引きこもり、発達障害の二次障害としての引きこもりなどに分類されます。

しかし、20年くらい前と比べ、タイプ別の境界が非常にわかりにくくなってきています。たとえば「元々分離不安型が強かった患者さんにいやなことが重なり、「回避型」も含まれ症状にでてくるようになった」「分離不安型の患者さんの症状が重くなり、心身症・神経症型を発症。腹痛などを理由に学校を休みがちになっていき、しだいに休んでいる方が楽という「怠学・二次的な疾病利得」による引きこもりになった」などの症例も多く、いくつかのタイプが組み合わさったり、タイプが変わっていくということが起こります。

 

 

 

 

「まとめ」  不登校の分類・診断

 

 

 

 

 

1) 分離不安型:親や家庭から離れて、社会に参加することへの不安

 

2) 回避型;いじめ、学業や対人関係上のストレスの回避

 

3) 心身症・神経症型:よい子、強い子であり続けたいという願望

 

4) 怠学、2次的な疾病利得による引きこもり

 

5) 精神疾患(うつ病、統合失調症)による引きこもり

 

6) 発達障害の二次障害としての不登校・引きこもり

 

 

 

 

不登校や引きこもりが起きるときには、ストレスが大きな原因となっています。親にも悩みを相談できないことで、夜型の生活リズムになり、食生活も偏る。さらにそのことで健康状態が悪くなる。チックなどのくせが強くなり、親への依存が強くなるとともに退行していき、遊び方が変わってくるなど、いろいろな状況・場面で子どもからのストレスサインが見受けられます。こういった状態を、親が上手に受け止めてあげることが症状の改善につながっていきます。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援