引きこもり支援の多次元モデル
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引きこもり支援の多次元モデル

2014年02月02日(日)2:17 AM

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引きこもりの支援は、当事者とその周囲の状況の全体的な評価に基づいて組み立てられるべきです。支援者は、評価の段階だけではなく支援が開始してからも、「支援しつつ評価する」あるいは「支援も評価も」という姿勢を維持すべきでしょう。その引きこもりの支援は、以下の3つの次元からとらえると、理解しやすいのではないでしょうか。

 

 

第一の次元  背景にある精神障害(発達障害とパーソナリティ障害も含む)に特異的な支援

 

 

第二の次元  家族を含むストレスの強い環境の修正や支援機関の掘り起こしなど環境的条件の改善

 

 

第三の次元  引きこもりが意味する思春期の自立過程(これを幼児期の分離ー個体化過程の再現という意味で

         第二の個体化と呼ぶ人もいます)の挫折に対する支援

 

 

 

背景にある精神障害の治療と環境の修正などは引きこもり支援にとって避けては通れないところですが、それらが成功しても当事者はなかなか動かないということをしばしば経験します。このことは、思春期の自立過程の挫折という引きこもり体験がもたらす深い傷つきの克服のための作業が手つかずであることを意味しています。思春期の自立過程とは思春期年代における親離れと自分探し・自分作りの過程の結果得られる自己の自律性と独立性の確立を意味しており、引きこもりはその確立経過を押しとどめ、停滞させます。その結果、退行が生じ、家庭内人間関係へのしがみつきと万能的な自己中心性が強まり、ひきこもりをますます強固なものにしてしまいます。背景の精神障害が改善しても、環境が修正されても、この悪循環を止めるのは容易ではありません。これに支援の手を伸ばすことなしには、すなわち支援の第三の次元に注目することなしには、いっこうに引きこもりが改善しないという事例は非常に多いといってよいでしょう。



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住所
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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
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