引きこもり  ~外に出たくない、人に会いたくない~
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引きこもり  ~外に出たくない、人に会いたくない~

2014年01月22日(水)12:27 AM

引きこもり ~外に出たくない、人に会いたくない~

 

 

引きこもりという現象は、義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家の外での仲間との交遊などの社会参加を避けて、一応6ヶ月をめどに、それ以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態です。

 

 

 

 

 

この「おおむね家庭にとどまり続けている」という状態には、他者とは交わらない形で外出はできる、たとえば人目を避けながら本屋へ行く、深夜にコンビニエンスストアに行くといった場合も含んでいます。

 

 

 

 

 

ひきこもりの始まる年齢は子どもから大人までさまざまですが、小学校以後の児童・生徒の引きこもりは、「不登校」と呼ばれることになります。

 

 

 

 

 

不登校の子どものすべてではないにしても、その多くが青年期およびそれ以降の引きこもりと同じ状態と考えて良いでしょう。

 

 

 

 

 

なお、引きこもりは原則として、統合失調症の幻覚や妄想をはじめとする症状(「陽性症状」といわれています)、あるいは意欲の減退や感情のみずみずしさをうしなっていくといった症状(「陰性症状」といわれています)などによって生じている引きこもり状態とは異なる非精神病性の現象と定義しています。

 

 

 

 

 

しかし実際には、引きこもりとされる人の中にそれと診断されてはいない統合失調症の人が少なからず存在することを忘れてはいけません。

 

 

 

 

 

それでは人はなぜ、引きこもりになるのでしょうか。残念ながら、引きこもりに一言でいえるような原因はありません。

 

 

 

 

 

人は常に環境と自分のこころとの相互作用の中に存在しており、環境からのストレスとそれに対処しようとするこころの力とのバランスがとれていれば健康なこころの状態が維持され、そのバランスが崩れれば不健康なこころの状態に陥る危険が高まるということです。

 

 

 

 

 

このバランスの崩れは、すぐに不健康なこころを招くわけではありませんが、バランスが崩れた状態が長く続けば、だんだんと不安や緊張が高まったり、精神的な疲労がたまっていったりします。

 

 

 

 

 

それが一定の水準を超えれば、社会不安障害やパニック障害、あるいはうつ病性障害と呼ばれるこころの病気にかかります。

 

 

 

 

 

大半の引きこもりは、なんらかのこころの病気を背景として、社会活動の場にとどまることができなくなった状態ととらえるべきでしょう。

 

 

 

 

 

さて、このストレスとこころの力のバランスですが、たとえば学校や会社などでの活動量や内容が過剰にきついものであったり、そこでの人間関係がいじめのように過酷なものであったりすると、ストレスの量は爆発的に増大することになります。

 

 

 

 

 

一方、たとえば幼い頃から内気で引っ込み思案であったり、保護者に依存しすぎて、自分でストレスや現実の問題を解決する経験が過度に少なかったり、あるいはプライドが傷つくことに敏感すぎて、失敗や恥を恐れすぎたりすると、ストレスを処理するこころの力はどうしても減少します。

 

 

 

 

 

これらはあくまで例に過ぎませんが、このような理由が組み合わさって、ストレス量とそれを処理するこころの力のバランスが崩れると引きこもりが生じやすくなります。



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