引きこもり・ニートの高齢化について
ホーム > 引きこもり・ニートの高齢化について

引きこもり・ニートの高齢化について

2014年01月07日(火)1:52 PM

a1130_000241こんにちは。もう何年も前から30歳以上の高齢の引きこもりやニート、フリーターの相談が電話相談や個別相

 

談等で寄せられています。引きこもりやニートと一口にいってもそのような状態になった原因や時期やきっかけ

 

は千差万別です。小学校のときから引きこもりが始まった人、中学校から始まった人、高校を中退してひきこも

 

った人、大学や短大、専門学校に進学後にひきこもった人、社会人としていったんは正社員としてしばらく働い

 

てからひきこもった人など本当にさまざまですが、わたしが相談を受けている中で感じるのは、中学2年生前後

 

で引きこもりになる人が多いということです。この時期は、思春期のまっただ中で、身体的にも人生で一番大き

 

く変化する時期ですし、精神的にも不安定になったり、少し難しいことを考えるようになったりしてとても難し

 

い時期です。今問題になっている引きこもりやニートの高齢化問題で一番難しいのは、この時期に引きこもりに

 

なって中学や高校に行かないまま大人になってしまった人たちです。学校は英語や数学等の学習をする場だけで

 

はなくて、友人との人間関係や、先輩や先生などの年配の人との人間関係や、部活や体育祭、文化祭等を通して

 

協調性や自主性を学ぶ場所でもあります。そしてたくさんの経験や失敗をしながらいろんなことを学ぶ場所で

 

す。ですからこの時期に引きこもってしまうとこのような貴重な体験や経験を全くしないまま成人してしまうわ

 

けで、そのような人たちが社会にいきなり出て行っても人間関係を全く学んでいないわけですから、うまくいか

 

ないことが多いです。引きこもりになる人は対人関係がうまくいかなくてひきこもるケースが多いのですが、こ

 

のような理由で、せっかく引きこもりから脱して社会に出ても人との付き合いがうまくいかず、また引きこもり

 

に逆戻りしてしまうことも珍しくありません。ですからわたしは共同生活寮で寮生にどんどん失敗しなさいと言

 

います。失敗することでいろんなことを学んでいくと思っていますし、わたしだっていまだに失敗ばかりしてい

 

ます。でもこの失敗の経験は、非常に人間を大きく成長させてくれると信じています。引きこもりも長期化して

 

当事者が高齢化していきますと、この失敗することを極度に恐れるようになって、さらに引きこもる時間が長引

 

いてしまうという悪循環に陥ります。自分はまた失敗するんじゃないかとか、どうせうまくいかないなどとネガ

 

ティブな思考にどっぷりつかってしまい、落ち込んでしまったり、あきらめてしまうのです。この悪循環に一度

 

はまってしまうとなかなか脱出できなくなって引きこもりの期間が長引いて、気がつくと結果的に長期化してし

 

まっているのです。わたしたちは今年、引きこもりの高齢化問題について力を入れていこうと考えています。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援