引きこもり関連の事件(4)
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引きこもり関連の事件(4)

2013年12月29日(日)1:33 PM

引きこもり関連の事件(4)

 

2008年1月14日、徳島市で37歳(当時)の無職の長女が同居していた家族3人を刺して、自らも刃物で

 

自殺をはかった無理心中事件が起きました。母親(当時64歳)と長男(当時30歳)が死亡して、次女(当時

 

34歳)と長女は重傷を負いました。刺された次女は、警察に「姉に切りつけられた」と話したようです。この

 

家族は、次女名義で借りたマンションで一緒に暮らしていました。犯行を実行してしまった長女は、2005年

 

の9月頃から、精神科の医院に通院していました。テレビや新聞の報道によると、長女は引きこもり状態で、家

 

族は就職しない長女について悩んでいたといいます。なんともやるせない事件です。家族を刺してしまったこの

 

長女も相当追い詰められていたと思います。親が引きこもりの子供を殺す、あるいは引きこもりの子供が親を殺

 

す・・・・というケースを通り越して一家心中とは・・・・。家族が悩めば悩むほど、引きこもりの本人はどん

 

どん追い詰められていきます。特別な根拠がなくても、少なくても本人の前では、「なんとかなる」と明るく生

 

活して、引きこもりの本人を追い詰めない方がいいと思います。なんとか前向きに生きて解決策を探っていきま

 

しょう。新聞によりますと、母親は知人に「兄弟3人とも独身なので、孫の顔が早く見たい」と話していたと言

 

います。でもこのような考えは、引きこもりの本人にとって大きなプレッシャー以外の何物でもありません。引

 

きこもりの本人はわたしもそうでしたが、学校に行けない、仕事をしていない、結婚していないなど、普通の人

 

たちが普通にできていることを自分ができていないことに対して、非常に大きな劣等感を持っていますので、学

 

校、仕事、結婚等に関しては普段はあまりふれない方がいいと思います。本人が一番そのことについて苦悩

 

していますから。この事件を起こした長女は、2005年ころから精神科の医院に通院していたのですから、こ

 

の事件の場合は厳密に言えば、社会的引きこもりの事件ではありません。病気という働くことができない明確

 

な理由があるわけですから。兄弟は全員独身だったとのことですが、事件をおこした長女は兄弟の中で年齢が一

 

番上で、一番の年長なのに自分は引きこもりで、人生で一番出遅れてしまっている自分への焦りや就職、自立、

 

結婚、出産への期待のプレッシャーを敏感に感じ取り、引きこもり状態から抜け出せない自分への焦りや不安が

 

高まって自制が効かなくなってしまったのかもしれません。



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