不登校の相談事例~小学校6年生の女子のケース~
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不登校の相談事例~小学校6年生の女子のケース~

2020年10月26日(月)1:21 PM

 

 

 

 

相談

 

 

 

小学校6年生の不登校の娘がいます。自分の部屋に閉じこもっていて、声をかけても返事をせず、無理に話をしようとすると、「お母さんなんか大嫌い」と反発するばかりです。父親に対しても同じような態度です。なんとか対話したいと思うのですが、どうすればいいのでしょうか。

 

 

 

回答

 

 

 

子供は、家族との関係を通して社会性が育まれていきます。家族ときちんとコミュニケーションが取れるようになれば、家族を通じて外の世界と繋がっていくことができます。逆に、家族の中で孤立感を深めたり、自己肯定感を得られなかったりすると、そのまま引きこもって行く可能性があります。

 

 

親に守られている、親は自分の味方だと思えれば、子供の気持ちは安定して、一歩踏み出すことへとつながっていきます。

 

 

 

子供の話をしっかり聞くことが自立の第一歩になる

 

 

 

親は対人関係のモデル

 

 

 

不登校の子供たちは、誰かをモデルにして対人関係の方法を学ぶことが苦手なことが多いようです。特に、親御さん自身に対人関係の苦手意識があったり、夫婦間のトラブルなど家族の中に緊張や葛藤、争いなどがあったりすると、子供は適切なモデルを得られないことがあります。

 

 

私の経験でも、子供としっかり向き合った家庭では、子供が自立していった事例を多く見てきました。子供にとって家庭は安らぎの場であり、不登校の子供がエネルギーを補充するのに、家族の絆や家族愛に勝るものはないと実感しています。

 

 

子供との対話の第一歩として、親御さんの方から声をかけてあげてください。「おはよう」「おやすみ」、帰宅した時には「ただいま」と声をかけます。最初は返事がなくても続けていきましょう。指示や提案、責めるようなことは一切言わないようにしましょう。親が余計なことを言わないようになると、子供は少しずつ動くようになります。

 

 

 

家族で一緒に楽しむ

 

 

 

親子の対話ができるようになったら、家族で楽しむことに挑戦してみましょう。人生には辛いこともたくさんありますが、人は楽しむことでストレスが解消され、意欲を取り戻すことができます。

 

 

あえて繰り返しますが、家庭という場において一緒に楽しむことを忘れないようにしてほしいということです。例えば、親が子供に何かを買い与えると、家庭から離れて子供だけで楽しむようになる恐れがあります。

 

 

そうではなく、美味しい食事をした時は「美味しいね」と家族で言い合う、面白いテレビドラマを見てみんなで笑う、そんな喜びが必要なのです。

 

 

 

子供が夢を持てるように

 

 

 

もう一つ、子供の自立を促すために、子供に大いなる夢を持たせるように心がけましょう。現代のように、豊かな時代には夢を持ちにくいものですが、夢や希望を持てない人は、自分の人生の方向づけが難しいとよく言われます。

 

 

ですから、子供たちには大いなる夢を持ってほしいと願っています。もちろん、総理大臣や大企業の社長になることだけが大いなる夢ではありません。医療や教育分野、サービス業などでプロフェッショナルとして生きることも大いなる夢です。

 

 

そして、親御さん自身の夢を語ってあげましょう。子供が一番嬉しいのは、親が生き生きとしている時です。親が自分の夢を語ることで、子供も夢を持つようになれるでしょう。

 

 

 

ポイント

 

 

 

子供にとって家庭は安らげる場所です。親が話を聞いてくれて、家族が一緒に楽しめるものがあれば、子供の社会性が育まれ、他人とうまく付き合っていけるようになります。

 

 

 

不登校の相談事例~小学校4年生の女子のケース~     子供がいじめを訴えてきたら

 

 

 

相談

 

 

 

小学校4年生の娘が学校に行きたがらず、理由を聞いたところ、「〇〇ちゃんがいじめるから行きたくない!」と言い出しました。〇〇ちゃんと娘は仲の良い友達だったはずなのですが。学校に相談しようと思いますが、どういうやり方が娘にとって一番良いのでしょうか。

 

 

 

回答

 

 

 

子供が誰かにいじめられているとか、嫌がらせをされていると聞くと、親御さんは学校が悪い、学校の対応が悪いと学校の責任を追及しがちです。しかし、いじめ問題を解決するには、他の子供を上手に指導し、子供が再登校できる環境を整えていくことが必要で、そのためには親御さんと学校が協力して進めていくことが必要です。さらに、いじめだけが不登校の原因ではない場合もあるので、気をつけて対応していきましょう。

 

 

 

いじめ問題の解決は、親と学校が協力して進めることがカギ

 

 

 

責めるだけでは解決にならない

 

 

 

学校でのいじめや友達関係のもつれが原因で、不登校になるケースが多いのは事実です。子供がいじめを訴えてきた時は、不登校の原因であると考えられるいじめの解決に取り組むことが大切です。

 

 

まずは、学校の中で最も身近な存在である担任の先生に相談することが多いでしょう。その際、いじめを放置していた学校が悪い、いじめをしていた子供が悪いと相手を責めて、親御さんと学校との関係が険悪になってしまうというケースも多々あります。しかし、それではいじめも不登校も解決しません。

 

 

学校側が積極的に働きかけようとする場合は、子供の気持ちを中心に位置づけて、親御さんと学校とが連携を取って解決へと動いていくことが必要です。親御さんから学校で取り組んでほしいことを伝える、学校からも家庭で取り組んでほしいことを伝えます。

 

 

謙虚な姿勢でお互いの言い分を尊重しつつ、子供にとって何がより良い方法なのかという共通の目的を見失わないようにすれば、学校は大きな力になってくれるはずです。

 

 

 

大切なのは子供を知ること

 

 

 

いじめと言っても、さまざまな状況があります。実際に陰湿ないじめにあっている場合もありますが、子供自身が上手に人間関係を作ることができずに、周りから孤立してしまっている場合もあります。

 

 

不登校になる子供は、相手の言葉や態度を敏感に感じ取る傾向があり、悲観的・消極的になり、人との関わりを避けてしまうことが多いのです。また、ルールや約束事に厳しく、それを守れない人を許せなくて他人を批判したり責めたりしてしまいます。それで周りがひいてしまって、孤立することもあるのです。

 

 

 

友達や周囲との関係が力になることも

 

 

 

感受性が強くて傷つきやすい、親や先生の評価を気にする、周りの子とうまく遊べない、自己主張が弱いなど、子供の行動や性格などを理解した上で解決の方法を考えていくことが大事です。また、友達関係のもつれから不登校になるケースが多い一方で、友達の力で不登校から抜け出すことができたケースも意外と多いのです。

 

 

子供に会いに来てくれる友達がいたら、迎え入れてください。それが社会との接点になります。友達でなくても、子供が楽しくやれる趣味を見つけることで、子供は変わってきます。学校には登校できなくても、フリースクールやスポーツクラブには楽しそうに通うことができる子供もいます。

 

 

 

ポイント

 

 

 

いじめが原因で不登校になった場合は、学校や相手の子供を責めるだけでは解決しません。親と学校が協力して、子供にとって何が最も良い方法なのかを考えていきましょう。

 

 

 



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