不登校の相談~高校1年生の男子生徒のケース~
ホーム > 不登校の相談~高校1年生の男子生徒のケース~

不登校の相談~高校1年生の男子生徒のケース~

2020年10月19日(月)11:10 PM

 

 

 

相談

 

 

 

ある日突然、高校1年生の息子が、「もう無理・・・・・・学校へ行けない」と言って学校へ行かなくなりました。理由を聞いても納得いく答えが得られず、不登校の本を読めば読むほど親が悪いと書いてあるように思えます。不登校になった子供とその親は、「人生の負け組」なのでしょうか?そして、これからどのように息子と接していけばいいのでしょうか?

 

 

 

回答

 

 

 

不登校は、決して「人生の負け組」ではありません。ましてや、親が子供に「負け組」のレッテルを貼るのはやめましょう。まわり道と思えるかもしれませんが、不登校は子供が自分と闘い、今の自分を乗り越えるための大切な時期なのです。

 

 

簡単に解決できることではないかもしれませんが、その子供にあった関わり方がうまくできれば、必ず前に進むことができます。子供が少しでも安心感や信頼感を味わえるように、学校とも協力して全力で支援しましょう。

 

 

 

不登校は必ず何とかなる

 

 

 

子供が不登校になった時、多くの親は自分の子育てを点検し、原因探しを本格的に始めます。親として、人並みに子育てをしてきたつもりなのに、どうしてこんなことになってしまったのだろうかと、自分を責めます。それは同時に、伴侶の性格や子育ての欠点探しを伴う傾向にあります。

 

 

その結果、「自分は人生の負け組だ」と自罰的になっていきます。自分が原因で言い争っている両親を見ると、子供は自分自身を追い詰め、罪悪感を抱えて、人生の落伍者のように自信を失っていきます。

 

 

さらに、親が子供に「負け組」のレッテルを貼り付けてしまうと、傷ついた子供の心に追い打ちをかけることになります。けれども、私の過去数十年の取り組みから言えることは、「不登校は決して負け組ではない」ということです。

 

 

これは負け惜しみではありません。不登校に苦しんだ高校生や、十年間も引きこもっていたのに社会人として自立して頑張っている人、超難関大学に進学してカウンセラーを目指して猛勉強している人など、多くの実例があります。

 

 

もちろん、すべての不登校や引きこもりの人が自立できたわけではありませんが、不登校経験者の約八割が五年後に就学・就職しているという調査報告もあります。不登校は簡単に解決できることではありませんが、必ず何とかなる事なのです。

 

 

 

安心感や信頼感を味わえる支援を

 

 

 

不登校の子供に「しっかりしろ」「頑張れ」と言うのはなるべく控えましょう。その言葉で、子供は心を閉ざしてしまいます。何らかの刺激を与えないと再登校は難しいのですが、間違った刺激は逆効果になるだけです。

 

 

「登校すること」が一番大切なことではないと頭に入れながら、子供が少しでも安心感や信頼感を味わえるように、学校とも協力して支援しましょう。

 

 

 

人生に無駄なことはないはず

 

 

 

不登校が起きた時には、子供に休息が必要な時が来たと考えましょう。不登校は「自分と闘い、今の自分を乗り越える」「存在意義を確認する」大切な期間だと思います。

 

 

焦らず、長期戦の覚悟で見守ることも大切です。だからといって、ただ見守るとか放っておくのではなく、親は子供の心の支えとなってください。

 

 

不登校の子供には、何か内に秘めた才能があるものです。それを引き出して子供に自信を与えることが、大人の大切な役割とも言えます。

 

 

人生に、無駄なことはひとつもないと思います。少し回り道をしたぶんだけ、子供はたくましく生きることができるようになるはずです。

 

 

 

ポイント

 

 

 

子供の将来を考えると、親としては無理にでも登校させたいと焦りますが、ここはグッと堪えてください。自立するために乗り越えなくてはならない大切な期間と考えて、温かく見守る努力をしましょう。



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援