部屋にひたすら引きこもる我が子~中学生男子のケース~
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部屋にひたすら引きこもる我が子~中学生男子のケース~

2020年10月13日(火)5:52 AM

 

 

 

質問

 

 

 

中学生の息子が、急に学校へ行けなくなり、しばらくすると自分の部屋から出て来なくなりました。学校へ行けなくなった当初は話をすることもありましたが、今では食事も自分の部屋でとり、家族と顔も合わせません。家庭内は暗く、家族の会話が減っています。今後どうしていったらいいのでしょうか?

 

 

 

回答

 

 

 

我が子が学校に行けなくなっただけでなく、部屋に引きこもってしまうと、家族はどうしたらいいのかわからなくなり、うろたえてしまうものです。実は、子供が部屋に引きこもってしまうのには、子供の心理状況だけでなく、複雑な状況が働いています。この時に大切なことは、子供の心の底に潜む本当の気持ちを引き出し、素直に受け止めてあげる努力です。子供に対する親の偏見を改め、新しい親子関係を築くことを目指していきましょう。

 

 

 

子供の本当の気持ちを素直に受け止める努力を~子供が引きこもるのは?~

 

 

 

不登校の子供が、初期の段階で部屋に鍵をかけて引きこもることは、極めてまれです。そうなるまでには、それ相応の心理状況と、子供を取り巻く環境が影響を及ぼしているはずです。

 

 

不登校の原因を探して家族で言い争ったり、不登校が原因で家族の会話が減ったりして、家族全体が大きく落ち込んでしまうと、家族をそのようにしてしまった自分を追い詰めて、自分の部屋に引きこもってしまうことがよくあります。不登校になった罪悪感に追い討ちをかける家族の状況が、子供をさらに追い詰めてしまいます。

 

 

親への反抗、嫌がらせ、登校させられることへの抵抗などへの手段として、引きこもることもあります。親は、何らかの形で子供を責めたり干渉したり、子供を否定する言動をしている可能性があります。そんな親の重圧が、子供を追い詰めることになってしまいます。

 

 

さらに、不登校になる子供は対人関係が苦手な場合がとても多く、直接的、間接的に気になる人との関わりから身を守ろうとして引きこもることもあります。

 

 

 

心にかけた鍵が問題

 

 

 

子供が部屋に鍵をかけて引きこもる頃から、目の前の人との関わりを避け、閉鎖的になりがちです。自分の心に鍵をかけ、自分自身に閉じこもろうとします。

 

 

部屋に鍵をかけたのは子供自身ですが、心に鍵をかけさせたのは、周りの人間かもしれません。だからといって、その鍵を強引に外しにかかると、かえって抵抗されることが多いものです。人が信用できないどころか、周りのすべての人が敵に思えてしまうのかもしれません。

 

 

関わる人たちも考え直さなくてはならない問題だと思います。

 

 

 

本当の気持ちを受け止めよう

 

 

 

大切なことは、少しずつ「心の鍵」を外していくことです。そのためには、まず子供の状態をしっかりと理解しましょう。子供に呼びかけて返事があったかどうか、その様子はどうだったかなどをチェックし、関わりの糸口を探しましょう。

 

 

引きこもっている子供は、人と関わることを拒絶しているようですが、その内面には、「関わりたい、関わってほしい、そして援助してほしい」という気持ちが潜んでいます。

 

 

この両方の気持ちに働きかけてこそ、心を開いて信頼し合える状態が生まれます。けれども、それは子供に謝ったり許容したり、ご機嫌をとることではありません。

 

 

子供が感じている本当の気持ちを、親が素直に受け止めることが大切です。

 

 

 

ポイント

 

 

 

引きこもっている子供には、放っておいてほしいけれど、見放されるのも嫌だという気持ちが潜んでいます。子供の本当の気持ちを素直に受け止めることから始めましょう。

 

 

 

 



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