ひきこもりから学校・社会へ
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ひきこもりから学校・社会へ

2020年08月22日(土)3:02 PM

 

 

 

ひきこもりの子供たちが、再登校や社会参加した時の心理を考えてみましょう。普段、私たちは、自己実現のために目的を設定し、その目的に向かって努力しています。

 

 

少々の難題があっても、さまざまなアイデアと努力でがんばり、難題を乗り越え目的に到達し、自己実現しようとします。

 

 

不登校の子供たちもかつては同じようにがんばってきましたが、一度、心や身体が思うように動かなくなり、学校に行きたくても行けなくなった挫折の経験をしています。

 

 

彼らは不登校という苦い「体験」に対して、心を優先し、自己目的を一時的にぼかすことによって、自分にかかるストレスを軽減し回復しようとしてひきこもりました。

 

 

さまざまな段階を経て、心的エネルギーがたまりはじめ、心理的登校ラインを超えると、自分の目的意識を少しずつ明確にしながら、心を目的に向けていきます。

 

 

そして再登校という行動を具体的に起こします。この時の彼らの行動は慎重です。なぜなら、彼らは二度とひきこもりたくないからです。

 

 

行動を起こすことで、自分にどれだけのストレスがかかるのかを確かめながら、目的意識を優先させたり、心を優先させたりしながら、試運転しているといったところでしょう。

 

 

そのなかで自己を分析し、ストレスの対処法を学びとり、過剰適応を取り除きながら適応していくのです。この時期の子供たちへの対応としては、学校でも家庭でも温かく見守りながら、援助の手を求めた時にだけ応じる姿勢が大切です。

 

 

最終的には、不登校の経験を肯定的に捉えることができるようになり、本来の自分自身の姿で学校や社会に適応していきます。

 

 

 

再登校期の注意点

 

 

子供の気持ち

 

 

「二度とひきこもりたくない!」

 

 

やってよいこと

 

 

〇子供が動けているときは、温かく見守る気持ちで接する。親のほうから、質問したり、感想を聞いたりしない。

 

 

〇子供が発する、質問、疑問、不安、問題などには誠意をもって答える。その時、これは親の意見だよ、参考までに言うだけだからね、と前置きしてから話すことが大切。

 

 

〇子供がいっしょに動いてほしいというときは、仕事を休んでも動く姿勢が大切。

 

 

〇子供が動けなくなっても、「またか」と思わずに、しばらくゆったりとした気持ちで過ごせるように配慮してあげる。それができれば、必ず、子供のほうから相談してくるはず。

 

 

 

やってはいけないこと

 

 

 

〇「動き出したから」もう大丈夫だと思い、親が勝手に考えて、高卒認定試験の受験、そのためには予備校、そして大学入試の準備と親が先回りして準備する。

 

 

〇「焦らせたり」「励ましたり」して、子供のペースを狂わせる(子供は自分で考えて歩き始めます。最初は自分のペースでゆっくり「確認」をしながら進んでいるのです。)

 

 

〇子供の行動に水を差す(子供によっては、動き始めてすぐに、大変活発に動き始める子がいます。親として、心配のあまり「そんなに外に遊びに出て大丈夫」と水を差す人がいます。また、「今度は非行か」と嘆く人がいます。子供は今までの「体験や経験不足」を補うためにやっている行動ですので、あまり心配しないほうがいいようです。)

 

 

〇子供の心をのぞき込む(外に動き始めているのに、子供が元気なく、落ち込んでいるときに、「どうしたの?元気ないね。何か悩み事でもあるの?お母さんに話してごらん」などとすぐに、子供の心をのぞき込んだりしないようにしましょう。子供のほうから相談してくるまで待つのがあくまでも鉄則です。それでないと、自分の心の問題を自己解決する能力が育ちません。)

 

 

 



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