不登校・ひきこもり~親と子のすれ違い~
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不登校・ひきこもり~親と子のすれ違い~

2020年08月10日(月)1:55 PM

 

 

「明日から学校には行かないよ」と子供に宣言されたとき、あなたならどうしますか?最初は半信半疑でも、翌朝から本当に子供が起きてこないとなれば、親ならば当然わが子を起こそうとすると思います。

 

 

「もう朝だよ、起きなさい」「何ぐずぐずしているの。いい加減にしなさい」けれども子供は布団をかぶったままです。起きてくる気配はまったくありません。

 

 

これが二~三日も続くと、もしかしてこの子、不登校かもしれない・・・・・・不安に駆られ、さらには、学校に行かなければ、進学も就職もまともにつけやしない、この子の人生はどうなるのかしら・・・・・・と嫌な思いが暴走し始めます。

 

 

そこで自分の不安を打ち消すために、「どうして学校に行かないの?学校に何か嫌なことでもあるの?言ってごらんなさい」と子供に問いかけを始め・・・・・・。

 

 

さて、このような場合に親がとる行動のほとんどは、自分の経験からくる不安に基づいています。自分が体験していない事柄について、抑えきれない興奮と強い不安に襲われるからです。

 

 

そのため、「どうして学校に行かないの」と詰め寄るような口調になり、子供が黙っていようものなら、「怠け者」「お前の人生はろくなものにならない」と言わずもがなのことまで口走ってしまいがちです。

 

 

苦しんでいる子供に追い打ちをかけるだけでなく、わたしのこと、親は何もわかっていないと親子関係までおかしくさせてしまうケースが多々見受けられます。

 

 

「登校刺激は子供を追い詰めてしまうのでよくない」という予備知識さえない時点では、このような会話は、子を思う親としては当たり前のことです。では何が問題なのか、それは親自身の意識にあります。

 

 

「こんなにあなたのことを思っているのに、どうしてわかってくれないの」。確かに子供のことを思いながらのセリフでしょう。けれども、自分自身の不安や焦りが、無意識に口調や態度に出てしまうのです。

 

 

それを子供は敏感にキャッチしているのに、親は気づかず、イライラが募るばかりです。ひきこもりを長く経験した子供たちがよく口にします。「親の善意はよくわかるんですよ。でも親子の気持ちは完全に食い違っていましたね」。

 

 

彼らの気持ちは、みんなは学校に行きたくなくても行く、自分は行きたくても行けないであり、自分の感覚がどこかおかしいと思っています。さらに、親とも気持ちや考えを通じ合わすことができないので、ますますネガティブな思いが強くなって、ついにはひきこもってしまうのもうなずけるような気がします。

 

 

親と子供の心のすれ違い、こんなちょっとしたところにひきこもりのきっかけが潜んでいるのです。



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